- 山中 伸枝
- ワイズライフFPコンサルタント
- ファイナンシャルプランナー
対象:年金・社会保険
今回は前回とは異なる仕組みをもつ三菱東京UFJ銀行の7大疾病保証付き住宅ローンを検証してみましょう。
まず7大疾病とは、3大疾病プラス4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全、肝硬変)をいいます。加入できる方は20歳から50歳の就業している人。
では、具体的にどういう状況の時に、住宅ローンの残高がゼロになるのか、確認していきましょう。
こちらの保証は2段階になっています。まずレベル1:7大疾病で入院または医師の指示により自宅療養し働けない状態が30日続いた時→31日以降の働けない期間1ヶ月につきローン支払い額の1ヶ月分が最長1年間受け取れます。
レベル2:レベル1の状態が1年間続いた時に、ローン残高相当分の保険金が受け取れます。
つまり、7大疾病が原因で働けなくなることが第一の条件。ローン残高ゼロになるまで、1年の確認期間があるのです。
この保証は、契約者はローン契約者本人です。保険料は、借り入れ残高と月々の返済額、契約者の性別・年齢によって異なり、5歳刻みで設定されています。
モデルケースで、借り入れ金額2000万円、期間35年、金利3%を35歳の男性の保険料はトータルで848,100円になります。この金額は借り入れ金額の4.25%程度に相当しますね。