- 国府谷 明彦
- カウンセリングセンター聴心館 聴心館館長
- 東京都
- 厚生労働省認定 産業カウンセラー
火曜日です。
写真は,うちのビルの入り口の写真。上の方のイタリア国旗の看板と,黄色い中華料理屋さんの看板が目印です。外苑前の1b出口からでも,遠目によーく見えます。おいでいただくクライエントさんの目印にしてもらっています。
さて,看板・・・・広告ときて,今日はおもしろいことがありました。
毎月,仙台の医療系の月刊誌に,連載のようにして広告を出しています。
「認知行動療法」を話題にしたり,いろいろです。
来月号で,「うつ」のメカニズムのさわりを解説したのですが,
仙台市のしかるべき所から,表現を検討してくれとのお話が,出版業者を通じてきました。
なんと,世界中の多くの学者が20世紀後半から,
「うつ」のメカニズムとして認めているオーソドックスな内容を,
「必ずそうなる」とは限らないから,別の表現の方が良いのではと,
ご提案いただいたのです。
専門の学会が認めている内容を,
しかるべき公共機関が,「万が一そうでないと困る」からと言うのですね。
思わず,不思議な国だなと思ってしまいました。
敢えて問題にするようなことではなかったので,軟らかい表現に替えました。
何人もの専門家が一生をかけて出した研究成果が,
公共機関の担当者によって,修正されるというのは,なんか不思議ですよね。
そういえば,うつの認知行動療法は,精神科の医師が実施すると,
健康保険の点数として認められています。キャリアの浅い医師でも。
それだけの実証性があると言うことです。
でも,何十年のベテランの,熟知したカウンセラーが認知行動療法を実施した場合
より確実な成果が上がるのですが,
それでも,治るという表現は,医師法的に見て許されない。
これも,不思議ですね。
今日は不思議不思議なお話でした。
きょうのWEBセミナは,精神医学のお話。ご覧下さい。
http://www.choushinkan.com/ws_semi.html
【aki.2013.4.23.tue】
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