日本版ISAを利用した資産運用のポイント - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

清水 光彦
株式会社清水保険資産設計 代表取締役
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月17日更新

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日本版ISAを利用した資産運用のポイント

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ISA口座では、年間100万円までの株式・株式投資信託への投資について、配当・分配金・譲渡益が5年間非課税となります。
しかし、「非課税」の前提は「利益」があることです。
いくら非課税口座を作ったところで、損失を出してしまえば、ふつうの口座と何ら変わりません。

日本版ISAにはいくつか注意点があります。

まず、非課税投資額の未使用枠は翌年以降に繰り越せません。
また売却部分を再利用して投資できません。
そして、非課税口座とそれ以外の口座で生じた損益は損益通算できません。

このようなことから、日本版ISAを利用した資産運用では次のことがポイントとなるでしょう。

「株式投資信託の分配金」

分配金を再投資することはできますが、年間の非課税投資枠が減少することになり、また売却部分は非課税枠を再利用できないため、無分配もしくは分配金額の少ないファンドが良いでしょう。

「長期投資」

途中で売却すると非課税枠を利用できなくなりますので、少なくとも5年以上の長期投資が前提となります。また、長期的には投資環境も変化しますので、環境が変化しても対応できるファンドとして、リバランスやリスク管理できるバランス型ファンドが良いでしょう。

「損益通算」

損益通算できないため、価額変動があまり大きくない低リスクのファンドが良いでしょう。

単純に、現在の円安傾向や株価上昇傾向だけではなく、長期的な視点で資産形成を考えていく必要があります。

清水保険資産設計 http://www.sifp.ecnet.jp

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