最近、和風住宅の照明計画を担当する機会がありました。
建具を開放すると複数の部屋が一体化して使えるようになる間取りで、建築としては面白いのですが、建具を開けた場合と閉めた場合の両方を考える必要がありました。
和風住宅は和の光環境としながらも、照明設備として機能的に満足しなければならないので少し難しいです。
というのは、本来、行灯のような低位置照明を用いて横からの光で照明すると和の光環境になるのですが、部屋の用途は洋風建築と同じですのでテーブル面の明るさを得るために上からの光が必要になり、少し矛盾するためです。
結局、拡散配光の照明器具とLEDダウンライトを組み合わせた構成としましたが、奥の深さを実感しました。
M-HOUSE→
http://www.matsushitas-lighting.com/M-HOUSE.htm