「日本版ISA」を知っていますか?~働き盛り世代がISA口座をもつメリットとは?~ - 家計・ライフプラン全般 - 専門家プロファイル

真鍋 貴臣
香洋ファイナンシャル・プランニング事務所 代表者
香川県
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2016年12月09日更新

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「日本版ISA」を知っていますか?~働き盛り世代がISA口座をもつメリットとは?~

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最近企画ネタばかりを扱ってきましたので、たまにはFPらしい話題について書きたいと思います。

皆さんは「日本版ISA」という単語を目にされたことがあるでしょうか?

ビジネス誌や金融誌が特集を組み始めましたが、一般の方にとってはまだまだ認知の低い単語ではないかと思います。

日本版ISAの正式な名称は「非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税制度」といい、単純に言うなら「投資口座版マル優制度」のようなものです。

つまり、一定の投資金額については「配当・分配・譲渡益」が免除される口座を持つことが出来るという制度です。

詳細な制度内容は(http://www.nikkoam.com/fund-academy/isa)等を見ていただくとして、今回は私のメインのお客様世代でもある20代から40代の方にとって、この制度がどのように役立つかについて記載したいと思います。


本制度は、年間100万円の非課税枠を5年間(つまり最高で500万円の枠)保有する事ができ、この範囲内であれば株式、もしくは公募株式投資信託の「配当・分配・譲渡益」が免除されます(制度自体は10年間利用可能)

ちなみに株式投資信託とは「株式の組み入れができる投資信託(実際に組み入れているかどうかは問わない)」の事であり、現在世に出ている投資信託の9割はこれにあたります。

この口座を利用した最高のシナリオとしては、例えば「100万円で購入した株式(もしくは投資信託)が、3倍(300万円)になったので売却した」ようなケースです。

この場合、譲渡益としては「300万円ー100万円=200万円」となりますので、通常であれば売却に係る税金は200万円×20%(平成26年1月以降)=40万円となります。

ところがISA口座であれば、この40万円が非課税となるのです。

この制度は、ある程度の元本成長が期待できるような商品を長期保有するのに向くと思われます。

つまり、口座枠が維持できる10年間(最長)という期間を考えると、働き盛り世代の方こそが、ある程度のリスクを含んだ運用ができるのではないかと思うのです。

(10年という期間の資産運用は、老年世代には少し長いような気がします。老年世代は「できるだけ減らさない」事がテーマだと思います)

私は通常、働き盛り世代の方についてはリスク回避の観点から積立型での取り組みを勧める事が多いのですが、それとは別口で「値上がり追求」を資産形成の選択肢として入れてもいいかな?と思える制度が出てきたという感じです。

毎月の積立は一定額しておいて、それとは別に値上がり追求の銘柄も買っておく…この制度が普及すれば、そんなスタイルが一般的になるような気がしています。

ちなみに、このISAという制度が生まれたイギリスでは、比較的若い、低所得の層の口座保有率が高いと聞きます。

金融発祥のイギリスは金融教育でも世界有数ですが、そういった金融リテラシーの高い層が本制度を上手く利用しているのではないかと思います。

最後になりますが、ISA口座は一人一口座となり、一端開設するとしばらくの間他に移すことができません。

そういう意味では、値上がり追求できる「株式」も選択肢に入れるべきだと思いますので、「株式」を購入できない銀行よりも、証券会社で開設した方がいいと思います。

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