- 萩原 貞幸
- 株式会社ファンドファンクション 代表取締役社長
- 大阪府
- 経営コンサルタント/起業家
対象:商品企画・開発
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
・リクルート
最近 コマーシャルでもやってますが「受験サプリ」
大学受験生を対象にスマホへ講義配信
・NTTドコモ
「ドコモゼミ」小中学生を対象に配信
・ジャストシステム
「スマイルゼミ」採点までもタブレットで行う
スマホ、タブレットが普及する中
参入しようする企業が増えつつあるのはわかりますが、
このスマホ配信だけというのはイマイチなのです。
①継続しない
以前より、塾業界でもDVD等 映像での講義というのは
あったわけですが、
よほど「自主性がある」、「学習意欲がある」生徒でなければ
継続しないのです。
スマホになることによって、できたらゲームができる
というご褒美があるものあるようですが、
さほど効果は期待できない。
生徒にとっては、「勉強する」ことと
「ゲームができる」こととの天秤になる。
兎に角 ゲームしたいから勉強するという生徒は
意外と少ない。
「勉強したくないから、ゲームできなくてもいい。」が
大多数です。
②学習効果は得られにくい
映像によって学ぶというのは、ある程度
年齢が上でなければ効果が得られない。
特に10歳以下になると、映像を見て
学習できる生徒は極わずかでしかない。
したがって、こういった講義配信
高校生においては効果があると思うが、中学生以下は
難しい。
この点については、最終的に学習効果を点数で計ることになるため
有効か有効でないかの答えは直に出る。
③教育は、人間力
教育である限り、必要なものは人間力。
やはり、人と人とが見つめあって、話し合って
はじめて成り立つものです。
別に道徳の授業ではなく、算数であっても、国語であっても
そうです。
タブレットは、ジョブスのもともとの発想として
教科書の代わりにしたい
ということがありました。
アメリカの学生は、毎日重たい教科書、辞書を鞄に入れて
持ってくるため、それを解放したいという思い。
また教科書として今までの挿絵を動画で見られるという点においても
メリットがある。
したがって、タブレットやスマホは教科書の代用には成りうるが
講義には成りえないと考えている。
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