インドこの一ヶ月で感じたこと。心の巻

ヨガを始めて彼是幾歳月が流れました。

日本で産まれ、知識としての非暴力は常に頭にありましたが、

実際の生活や日常を振り返ると、とてもとても其れとは正反対の事ばかりして過ごして来たことに

愕然とします。

寡黙が美徳として育った世代です。

努力・根性・我慢が美徳の三種の神器でした。

それはプロのウィンドサーファーの頃にも変わらずでした。

フィジカル的には相当痛めつけて激しいトレーニングは行っていましたが、

今想えば心はおざなりなままでした。それがスポーツの限界と気づいたのはつい最近の事です。

自らの芯が強くなくては相手を本当に癒す事は出来ません。

もちろん自分自身を労わる事が出来なければ相手に優しく出来る訳もありません。

本当の非暴力とは、まず自らで自分の内なる心の声に耳を澄ますこと。

想念や考えの上での暴力的な想いも持たない事。

その訓練を地道に行い続ける事。

実際の暴力は決して振るわない事。

自分にも相手にも、この地球上の全ての事象にも。

ヨガを通してこれからも非暴力で生涯を生き抜いて行きたい。

今このタイミングで出会え学べた必然に感謝の想いで一杯です。

インド非暴力の父マハトマ・ガンジーさんとわたしの誕生日は同じ１０月２日です。

viniyogaの師の言葉を最後に記します。

「あなたの中に存在するものを与えなさい、ですが自分に適合するものを教えるのではなく、

相手にふさわしいものを与えることです。」

Dr.N. Chandrasekaran

Hari om Nanaste Sachio