「杉本貴志展 水の茶室・鉄の茶室」が本日から開催されましたので
さっそくうかがいました。
特に素晴らしかったのは「水の茶室」。
真っ暗な空間の中
ワイヤにそって音もなく落ちる幾すじもの水滴が
アッパーライトにてらしだされます。
水滴がおちている、というと
水音をたてて落ちるイメージですが
今回の茶室ではワイヤーをつたってすーっとながれているので
まったく音はなく、本当に静かなのです。
ライトに照らしだされた水滴のキラキラ光る様は
クリスタルビーズのようでもありますが
なめらかに、すべらかに流れ落ちる動きと
それに相反する静謐さは見たこともない空間をつくりだしていました。
日本人として、この国の文化の素晴らしさに誇らしい思いがしました。
5月31日までの開催ということですので
もし機会がありましたらおすすめです。
http://www.toto.co.jp/gallerma/