あなたは、プレゼンテーションが上手くなりたいですか?
「なぜ、あの人の話が分かりずらいのか?」を紐解くことで、
相手に伝わる話し方に近づくには、何に気を付ければいいかが分かってきます。
話が分かりずらい要因を一つずつ例にあげて解決していきます。
Step1では、全体の地図とルートを説明しました。
Step2では、途中で振り返ることで、重要なポイントと現在地を確認しました。
今回は、話の現在地を確認するためのStepを3つに分けた内の、
「Step 3 最後におさらいする」をご紹介します。
◆ 話の現在地を確認するためのStep 3 :最後におさらいする ◆
最後に一番記憶に残したい、一番伝えたいメッセージを伝えます。
そのためにのポイントは2つ。
- その時に使う第一声は「最後に」です。
「最後に」と言われると、相手の耳にアンテナが立ちます。
相手によって、色々なセルフトークが心の中で起こるでしょう。
「最後か~」「おつ、終わりか~」「これで最後なんだな」「解放される~」「長かった~」「一番言いたいのはなんだったんだろ~」など、セルフトークもさまざまです。
途中、興味を持たないで聞いていた方も、最後位は聞こうとされる方がいるものです。
プレゼンテーションを行う自分だけが突っ走ってきたのではなく、相手と共に歩いてきた全体の振り返りです。まずは、ゴールに到達したことを伝えます。
- 重要なポイントにラベル(キーワード)を付ける
通ってきた道に何があったのか、何が重要で何を伝えたかったのか、を伝えることでもう一度イメージしてもらいます。
脳の構造では、「興味深い!」、「インパクトがあった!」など、印象に残るラベルが付いたものは記憶に残りやすくなります。
しかし、聞き流したものにはラベルが付いていません。
ラベルの無いものは記憶の奥に沈み、思い出すことが難しくなります。
憶えてもらう、思い出せる状態を作るには、記憶にラベルを付ける工夫が必要です。
誰でも簡単に憶えられるシンプルなキーワードでラベルをつけることをお勧めします。
このステップを3つ踏むことにより、伝えるプレゼンテーションから、伝わるプレゼンテーションに変えてみませんか?
・最後におさらいすることで、相手にどんな影響が与えられると思いますか?
このコラムの執筆専門家
- 吉武 利恵
- (東京都 / 人の印象の専門家)
- リリア株式会社 代表取締役
人と人のコミュニケーションに欠かせない印象マネジメント
イメージコンサルティング、コーチング、カウンセリング、の技術を習得後、自身のブランディングの効果を元に、人の印象の専門家として、人のポテンシャルを最大化させる「印象マネジメント」を体系化し、企業向け、個人向けサービスとして現在展開中。
「プレゼンテーション」のコラム
プレゼンテーション 100 ~興味をもってもらう3つの切り口~(2013/08/05 13:08)
プレゼンテーション 99 ~情報を開示する~(2013/07/29 11:07)
プレゼンテーション 98 ~コントラストを付たシナリオ作り~(2013/07/22 11:07)
プレゼンテーション 97 ~場面転換を取り入れる~(2013/07/15 11:07)
プレゼンテーション 96 ~自分の言葉で伝える~(2013/07/08 11:07)
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