卓越したリーダーシップの源泉vol2 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

葛西 伸一
株式会社メンター・クラフト 代表取締役
東京都
経営コンサルタント

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閲覧数順 2024年10月09日更新

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卓越したリーダーシップの源泉vol2

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MBA リーダーシップ
リーダーシップ論でよく言われるのが、「決断」と「判断」の違いだ。
判断は、事象を理解し、論理・基準などに従って、判定を下すこと。
決断は、きっぱりと心を決めること。である。
言い換えれば、判断は頭でするものであり、決断は心でするものだ。

解り易い例を出そう。
昔テレビで放映されていた、「アメリカ横断ウルトラクイズ」を
覚えているだろうか。
あのグアムでの○×の泥んこクイズ。問題が出されて、頭で判断する。“きっと○だ”。
そしてパネルに向かって走り出す、この際、決めた答えを変えて×に
飛び込んでも良い。
しかし、まちがえたら、その先は泥池が待っている。走りながら決断
して、○に飛び込む!
この時に、このパネルの向こうが、泥か砂かという恐怖を決意で断ち
切って、自分が頭で考えた判断を信じ、心で決断したのだ。これが判断と決断
の違いだ。おわかりだろうか。

以上のように、全体最適のために、決意を持って阻害要因を
断ち切れるか。
使命に従順になり、相手のことを想えるか。それがプロのリーダーの
腕である。
このように、決断の一歩手前でこれらを断ち切る「決意」、
つまりコミットコメントというプロセスを覚えていこう。

しかし、相手を想うということは、簡単なことではない。
コーチングの考え方の基本となっているのが、
心理学者 ロジャース博士の「来談者中心療法」だ。
相手を中心に考えてあげること。
それによって、コーチングの3つの基本スキルである、
傾聴、承認、質問が正しく成立する。

自分の事に重きをおいてしまうと、7つの阻害要因が発生し、
一気にこの3つのスキルが身を隠してしまう。

しかし、実際には、多くのマネージャーは、
ここで躊躇し行動を決められずにいる。

マネージャーは、仕事の80%をコミュニケーションに充てろという、
グリーンバーグ理論というものがある。
私は、非常に正しい理論だと解釈している。