スティックの持ち方ひとつとったって・・・の話 - ドラム・打楽器 - 専門家プロファイル

山澤 洋之
打楽器 マリンバ 演奏・指導 作曲 音楽大学講師
音楽家

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対象:楽器レッスン

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スティックの持ち方ひとつとったって・・・の話

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さて、二回目のコラムと言う事で。

今日は明日のレッスンの為に富山県に来ています。

なんとなく東京よりも花粉が無くて楽な気がしますww

 

さて、今日はこの話題。

「スティックの持ち方ひとつとったって」

という事。

 

きっと、「正解」は無いと思うのです。

色々なプロの演奏者のグリップを見せてもらいましたが

それぞれ違います。

もちろん、手の形なんて人それぞれだから違うのは当たり前なんですけどね

 

「でも」

これはやってはいけないよ。というのも確実にあります。

そこは確実に理解していないといけないなと思います。

 

何よりも一番重要だと私が考えるのは

スティックを持つ時に力がかかっていないか。

という事だと思います。

指に力が入っている状態で、腕や肩、全身をリラックスして

「脱力」して演奏することはできません。

(是非試してみて下さい、手を握ったまま他の部位の力を

抜くことができますか?難しいですよね?)

(演奏と脱力に関してはまた別の機会に)

なので、スティックを5本の指でバランス良く支える

決して握らない。という状態を良く教えます。

 

【あくまで】山澤流ですが以下に簡単に載せてみます。

手首の付け根と小指からおろしてきたラインが交わる点と

人差し指の第一関節の外側を通します。

そうすると、手にしっかりフィットする感じがする(はず)です

そこから小指からゆっくりと閉じていき、

最後に人差し指をすこし中指側に寄せる感じです。

上手く説明できませんが、そうすると、

人差し指と親指はくっつきません。

昔の教本などでは人差し指と親指で巻くように

という風に載っていますが

よほど指が長くない限り、日本人の指だと

親指の付け根に必ず力が入ってしまうと思います。

指に力が入ると・・・・

ですよね。

簡単に説明したので少しわかりにくいかもしれませんが

持ち方、構え方、すこし気を付けるだけで

音は格段に変わっていきますよ。

良い音をだしていきましょう!!

打楽器も音楽です。良い音で良い音楽を楽しみましょう。

 

想像力を創造力に変えて。

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