そもそも任意売却するこのメリットは何でしょうか?
それを考えるには任意売却とはどういうことかを知る必要があります。
任意売却とは
「住宅ローン破産してしまい、返済ができなくなりました。
つきましては、担保になっている不動産を任意(競売ではなく)で
売却して、その売却代金を返済します」
ということです。
債権者(住宅ローンを貸している銀行など)と
債務者(住宅ローンを借りている人)が
話し合い、合意の上に売却することなのです。
任意売却との対義語としては競売になるでしょうか。
つまり、
競売でのデメリットが任意売却でのメリットとなります。
思いつくままに競売と任意売却を対比させてみました。
任意売却の場合 競売の場合
売却金額 市場価格に近い金額 市場価格の30%~40%ダウン
残債務 残債務は少ない 多くの残債務
売却期間 多くの時間をかけられる 落札期日が決まってしまう
引越時期 計画的に出来る 最終的には強制退去
引越費用 ほとんどは捻出可能 1円も出ない
情報公開 一般の不動産売却程度 裁判所のHPや新聞広告により公開
費用負担 売却代金より配分される 認められない全て自己負担
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