- 須藤 利究
- 有限会社RIKYU・コンサルティング 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
私の基準をいえば、まず審査がスピーディであること。十分に相談を
聞いてくれること。
そんなところですが、担当者の力量も結構大きなウェートを占めると
思います。ただ、融資の諾否が早ければ、早いほど、次の資金手当を
考えることができます。
よく聞くフレーズですが、審査部がどうのこうのといって、結論を
引き延ばし、融資実行希望日の間近になって、「否決でした。」
これが一番困ります。もっと言えば倒産の危機に瀕する場合だって・・・
だから必ず回答の日時は確認しましょう。その日時に結論がでないで、
かつまだ時間がかかりそうだったら、速やかに次の手を考えましょう。
あと、銀行の決算がでると銀行の窓口に「ディスクロージャー誌」が
置かれます。
これは必ず取引銀行全てのものを貰ってきましょう。
自己資本比率と不良債権比率この2つを比較してみると、数値が良いほど、
融資に寛大であるといっていいのではないでしょうか?
金融庁の検査マニュアルの特例で資産内容に特に問題がなく、
前回検査結果が良好な金融機関に関しては、金融庁の検査において、
与信額(貸出・割引などの合計額)が5000万円または当該金融機関
の資本の部合計1%のいずれか小さい額未満の借り手について、
検査を省略ができる。ということが、
金融検査マニュアル別冊[中小企業編]にあります。
つまり借入額5000万以下の先は金融庁検査では
検証作業をしないのです。
上手に内容の良い金融機関で1億円借りるなら2つの金融機関を利用すれば
内容のいい金融機関これは、企業の方もちろん私にもはっきりは
わかりませんが、比較的審査の基準がやさしいのではないかと思います。
自分の決算書の内容ももちろん大事ですが、・・・
(ブログ 利究の「中小企業金融経営研究所」より抜粋)