- 和久井 海十
- セルフメディアエイジェント
- ITコンサルタント
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
ワクワクの和久井です!
今週、東京はまた雪の予報。
前回はやや空振り気味に終わりましたが、商売をされている方にとって天気はとても重要な要素。
仕入れ量や商品が変わる業種もありますよね。
このように、天気によって売れるものの傾向をはっきりとつかめるようにしたのが、POSシステムと呼ばれるものです。
実は私、このPOSシステムの営業をしていたことがあるんです。
日本語では販売時点情報管理システム、POSはPoint Of Saleの頭文字をとっています。
有名なのはコンビニのレジ。
バーコードでピッとやるだけで、あらかじめ設定された情報が素早く収集できるシステムなのです。
昔はいわゆる“レジスター”でチンとおつりが出てきて、計算ができれば良かったのですが、いまのお会計は料金をいただくだけでなく、お客様の嗜好傾向の情報もいただいているわけです。
これをさらに進めたのがGoogle Adwordsなどのネット広告です。
Googleはみなさんご存じのように世界最大の検索エンジンを有する企業です。
みなさんも何か調べ物があるとき、検索窓にキーワードを入力しますよね。
これに目をつけたのが検索マッチング広告の手法です。
広告主が事前に単語を登録しておき、そのキーワードが検索されたときに画面にこの広告が表示される仕組みです。
検索した人は当然その言葉に関連する商品に興味があるわけですから、広告への誘導率が高いのです。
以前、知人との会話でこんなことがありました。
「最近、○○の勢いがすごくてさあ。ネットで広告を見ない日がないよ」
○○というのは彼の愛用品。彼はその言葉をキーワードに検索をしているはずですし、通販でも購入するのでしょう。つまり、上得意である彼の環境だけに○○の広告が頻繁に出てきているのです。
うーん、そうかぁ。ちょっと視野が狭くなるような、ネットに踊らされているような不思議な話だなぁと思って聞いていたのですが、みなさんの画面にも、今興味のあること、商品が表示されることが多いのではないですか?
広告主にもメリットが大きくて、消費者も欲しい情報が手に入ると思えばお互いにとってメリットのあることなのですが、自分の嗜好を正確に把握されるとなると少し怖い気もしますよね。
アメリカでは、こうしたネットによる“監視社会”の到来に警鐘を鳴らす意見も増えているそうです。
明日は監視社会の弊害についてお話しします。
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