- 田原 洋樹
- 株式会社オフィスたはら 代表取締役 人材育成コンサルタント
- 東京都
- 人材育成コンサルタント
対象:ビジネススキル
営業研修では、よくロールプレイングを実施します。
営業役とお客様役にわかれて、模擬商談を演じてもらうのですが
大抵(感覚では約9割以上)の営業マンは相手(お客様)の話を
聴いていません。
あえて「聴く」としましたが、「聞く」は出来ていても、相手の真意や
本音までも聴きだす、いわゆる傾聴出来ている営業担当者にはほとんど
お目にかかれません。
では、なぜ彼らは相手の話を聴かないのか?また聴こうとしないのか?
私なりに考えたことは下記が要因です。
①自社の商品やサービスを売り込むことに精一杯。
②顧客のニーズを「こうだろう」と決めつけている。
③間を与えて、相手に拒絶されるタイミングを作るのが怖い。
④営業マンは話すことが仕事だと勘違いしている。
⑤人への興味関心がない(目の前の人がどんな人かは関係ない)。
お客様は「売り込まれている」と感じたら、心理的なバリアを張り
購入へのモチベーションが一気に下がってしまいます。
話すことよりも、聞くことを、さらには聴くことを意識する。
お客様も気づいていないような「潜在ニーズ」をどのように導き出すか?
そのためには、目に前にいるお客様に興味関心を持ち、何に困っているのか?
何を実現させたいのか?をお客様と一緒に考える。
決して難しい話ではありませんが、実に多くの営業マンが出来ないのです。
たどたどしい語り口でもよいのです。切れ味鋭いシャープな提案が出来なくたって
いいのです。
お客様の心にそっと寄り添うことができる勇気、それさえ持ち合わせていれば
必ず、あなたのファンが増え、やがて営業成績も上がることでしょう。
株式会社オフィスたはら 代表取締役
営業コンサルタント 田原洋樹
このコラムに類似したコラム
信頼される営業(2) 中西 真人 - 研修講師(2013/06/08 22:27)
想像力ってどうやったら磨けるの? 竹内 和美 - 研修講師(2018/10/02 18:15)
【受講者感想vol.329】 今の職場でモチベーションが落ちていた私に、仕事への意欲を与えてくださった タカミ タカシ - キャリアカウンセラー(2017/07/08 22:00)
中小機構が行う「認定支援機関向けの海外展開支援研修」講師を担当します 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2014/10/05 11:02)
115.「来年の夢も描けません。」 高嶋 美里 - ビジネススキル講師(2013/12/18 11:09)