3月18日よりリリースされていますAllAbout住宅建築特集の〜おこもり空間を持つでは「人生にはひとりの時間も必要だ」というコンセプトで住まうスタイルが企画されています。 私は住まいづくりの中でこの企画でとりあげている「おこもり空間」というコンセプトは、快適に暮らすうえで実はとても大切だと感じています。
家族団欒の場や時間があり、そして、家族ひとりひとりの時間も過ごせる住まいは魅力的時間を生み出せると思います。 それは、必ずしも家族ひとりひとりの個室をもつということではなく、まさに「おこもり空間」的なコモレル空間が家のどこかにあることが重要だと思うのです。
写真は以前にもご紹介したのですが、マンション住居のリビングルームの中につくった「茶室」で、少し非日常的な設えをデザインし「OFFの時間=心が休まる時間」を過ごせる場として位置づけました。(施主の奥様はお茶が趣味でもあります)
忙しい現代において、茶室的な心落ち着ける、自分を見つめる「おこもり空間」は、住まいに、私達の暮らしに、魅力的な空間と時間をつくりだすと思います。
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このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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