- 和久井 海十
- セルフメディアエイジェント
- ITコンサルタント
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
ワクワクの和久井です。
Twitterの新サービスVineから思わず動画広告についてのお話になりました。
インターネット広告はネット人口が爆発的に増えた2000年くらいから急激に増え始めました。従来から主流だったバナー広告、ブロードバンドの普及でアニメーションやFlashなどを使ったリッチメディア広告が普及していきます。
技術の発達で、一時はとにかく目立つようにと、画面全体を覆うような広告も見られましたが、ユーザーが観たいのはやはり広告ではなく情報。ネットにアクセスする目的が明確なユーザーに対して、押し付けがましい広告は敬遠され、次第に姿を消していきます。
2002年に登場したのが、ネット広告の革命! googleのadwordsです。
検索した言葉に応じて広告を出せる。
これは出稿する企業にとっては大きなメリット。それだけでなく、検索したユーザーも広告とはいえ、欲しい情報を手にできるのです。
このころから、ユザー、広告主の両方からゴテゴテのリッチメディア広告よりもシンプルで効果的な広告が好まれるようになっていきます。
そこからさらにインフラ整備が進み、ネットで動画を見るのが当たり前になります。
そうなるとやはり、テレビと同じようにCMを流したくなるのが人情。
Youtubeに広告を打つ企業も年々増加しています。
近年のトレンドでは、adwordsでgoogleが試みたようなアプローチが動画にも波及しています。
Youtubeを見たとき数回に1回くらいの割合でCMが入りますよね。
5秒たつとスキップできるあれです。
あの広告システムは「TrueView」と呼ばれるもので、2011年に運用が始まりました。
広告が5秒間表示された後に、スキップして動画を再生するか、そのまま広告を見るかを選べる広告手法は「インストリーム広告」と呼ばれますが、この方式では、広告が30秒間見られた時点で広告費が発生します。
興味を持った人だけに広告費を支払え、その人はかなりの確率で顧客になってくれる。
主にブランディング効果、知名度や安心感を求めて広告を出稿するTVとは違い、ネット広告ではより高い広告効果がシビアに求められているのがわかります。
押し付けを嫌うユーザーの趣向も反映されています。
そうはいっても、なんとかモノを売りたいのが企業の本音。
今後、ネット広告はどのような進化をたどるのでしょうか。
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