- 石崎 公子
- travessia 代表
- 東京都
- ヒキダシスト/Comunication Specialist
対象:老後・セカンドライフ
就活、ソー活、婚活、保活、朝活・・・・○活は、今や花ざかり。
言葉を短くして軽々しいなどという批判もあるようですが、私はそう否定的ではありません。
私は、年齢を重ねた顔に興味がありました。
だから遺影に注目したのですが、そこで「終活」という言葉に出会い、エンディング周辺の方々とのご縁が広がりました。
そのおかげで、「終活」が単に終末に向けての活動ではなく、よりよく生きるための活動であることを学び、私が提案するアイ・フェイスi-faceに込めた思いと、重なることを知りました。
かつては「縁起でもない」と言われタブー視されがちだったテーマ「終活」は、突き詰めれば、自分の人生をしっかり受け止め、どんな思いをこの世に遺すか、あるいは遺さないかを考えることです。
それは、自分らしく生きるということはどういうことなのかを追及すること、そのものの活動に通じます。
人の生き方は十人十色。
これから先をどのように生きていくかのお手本などなく、自らの人生観や倫理観が問われることになります。
あっという間に誰もが知る言葉になりましたが、実際に取り組むと、難しいことがたくさん出てきます。
妊娠するための活動「妊活」は、多少、仕事で周辺に関わっていたので、私にとっては身近です。
今でこそ一般的な言葉になり、少子化の中で、妊活は期待される活動の一つですが、かつては公言にしにくいテーマであり、職場では不妊治療中などと言える空気はありませんでした。
子どもを望んでもなかなかできない夫婦の苦悩は、子どもに恵まれた夫婦には理解しがたいものがあります。
私もこの仕事に関わるまで、その現実をよく知らずにいました。
「お子さんは?」~この言葉に彼らがどれだけ傷つけられ、自らを追い込んでいるか・・・。
「赤ちゃんが欲しい」=その一念で、毎月の結果にジェットコースターに乗っているような一喜一憂をしながら、どんどんトライが進行します。原因は必ずしも女性ではないのですが、それでも女性の中には、なかなか子どもができないことで自分を卑下したり、すべての自信を失ったりして精神的に追い詰められていくケースもあります。
そこまで深刻ではなく、出産を視野に入れた人生設計を考えることを「妊活」と呼ぶ風潮も広がり、一般的な女性誌でも、そういう特集を行うことが増えてきました。
確かにそうかもしれません。
でも、例えそうだったとしても、終活も、妊活も、かつてはタブー視されがちでなかなか語りにくいテーマだったのです。
それが、○活という言葉になったことで、「ただいま○活中」と語りやすくなったわけで、それはいいことだと思います。
さらに、「○活」という言葉には、どこか前向きな、積極的な姿勢が感じらませんんか。
オープンにしにくかったテーマだけど、くよくよせず、自発的に、積極的に、取り組んでいる姿勢。
成り行きではなく、自発的に活動しよう、という勢い。
少し努力をし、頑張っている姿勢を、私は○活という言葉から感じます。
それは、就活(就職活動)も、ソー活(SNSを使った就活)も、朝活(学習会や交流会などの朝の活動)、転活(転職活動)、離活(離婚に向けた活動)、保活(保育所に入れるための活動)も、みんな同じです。
待ちの姿勢ではなく、自らの積極的な活動。
頑張っている姿勢が、そこにはあると思うのです。
だから、私は○活と聞くと、つい応援したくなります。
人は、頑張っている人を応援したいものだから。
それがどんな活動であろうと、自分の人生を切り開こうと言う勢いが感じられるなら、応援します。
○活、大いに結構!
老いも若きも、○活万歳!
そして私は、これからワクワクするための活動、「ワク活」を目指し続けていきたいと、思います。
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