会社(代表取締役)の相続について
大至急教えてほしいのですが、相談に行くお金もない為、代わりに相談してくれないかと父から頼まれ質問します。
代表取締役は叔父・取締役は父で有限会社で経営をしておりましたが、会社の土地・建物ローン及び商工会ローン(すべて1つの銀行です)が返済できず倒産しました。*手続的には税務署に去年7月頃、休業届けを提出。
その後12月に代表取締役が亡くなりました。銀行との話で団体生命で土地のみのローン7900万円はなくなるかもしれないと言われました。建物ローン及び他が約4300万くらい残るだろうと言うことです。土地と建物ローンは、代表者と父の家が担保になりっています。保証人は叔父??くわしくわかりません。
商工会ローンは代表者と父が連帯保証人になっています。
質問は会社名義の土地・建物は代表者がなくなった場合、誰に相続権がいくのでしょうか。叔父は独身で、母がいます(病院で寝たきりの状態)そして父が弟になります。
それから残りの借金は誰が支払うことになるのか?
おばあちゃんなのか父なのか?
その他遠いところに叔父の土地があり、区画整理で売ってほしいと言われたようですが、お祖母ちゃんが寝たきりなので父が話を進めてしまっても良いのか?
教えてください。宜しくお願いいたします。
Srmrさん ( 埼玉県 / 女性 / 33歳 ) | 2010/02/23 14:22
会社の不動産は株主に
Srmr様
はじめまして、及川と申します。
お父様、とても大きな問題にあたり、悩んでらっしゃるのではないでしょうか?
お父様のお気持ち、お察しいたします。
回答いたします。
会社に財産が残った場合、財産は株主のものとなります。
しかし、銀行などの借入に対して担保となっている場合は、銀行などの債権者が処分することになります。
整理すると、
土地に対するローン:叔父の氏により、団体生命により返済
建物に対するローン:お父様の家が担保に入っているとのことなので、お父様の家を処分したお金で返済。借入が残っているときは、お父様が返済しなければなりません。
商工ローン:お父様が連帯保証人になっているのでお父様が返済
つまり、会社の土地・建物は誰にも相続されずに返済に充てられます。
残りの借金については、連帯保証人であるお父様が返済することになります。
以上が会社の土地・建物になります。
叔父様の土地については、詳しいことはわかりませんが、通常は会社の借入金の返済にあてられると思います。
しかし、御祖母様かお父様、もしくは親戚の方に相続することによって守れる可能性があるかもしれません。
法律の専門家に早く相談して、叔父様・お父様の財産をお守りすることをお勧めいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご質問への回答とご相談窓口の紹介
Srmr様
初めまして、ライフプランの実現と資産運用をサポートするオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
法律の専門家では有りませんが、一般的な知識にてお答えします。
会社には相続というものは有りません。従いまして、会社の財産は会社のものです。
但し、会社は株主(有限会社も同じ)のものですから、株主がお亡くなりになった場合には、当該企業の株式を相続人が承継します。
会社は倒産されている由、当該不動産は会社の負債への返済に充てられます。担保を取っている債権者の債券の返済に充当され、不足分を連帯保証人が返済することになります。
その連帯保証人がお亡くなりになられた場合には、相続放棄や限定承認の手続きをしない場合には、相続人が連帯保証人を承継することになります。
(相続とは、被相続人の権利・義務の一切を相続人が承継することを指します)
叔父様の土地は、叔父様がお亡くなりに成られたのですから、相続人の共有物と看做されます。皆様から委任状を頂いて、売却などを行うことになります。
なお、法律的なトラブルをご相談する機関として、国が設立した法人として、司法支援センター「法テラス」が有ります。
法テラス 埼玉事務所
http://www.houterasu.or.jp/saitama/
電話でご相談されては如何でしょう。