親の借入
こんにちは。親の借入金に対する子供のとるべき行動・考え方について助言をお願いします。
70歳の父が最近、約2億円の借り入れをして2棟の賃貸アパートを建てました。20年返済だそうです。幸い現在はほぼ満室とのこと。父は以前にもアパート経営をしており、返済に自信を持っているようですが、額の大きさと父の年齢に私は不安を感じています。なお私は借り入れはもちろん、アパート経営にもノータッチで、ここに記載した以上のことを把握していません。また会社勤めの経験のみで、事業経営の知識は持っていません。
この場合、父が健在のうちに、子供の私が借金の詳細について知っておく必要があるでしょうか。どういった契約をしているのかはわかりませんが、相談をする税理士さんはいるようです。
おおざっぱな情報で恐縮ですが、よろしくおねがいします。
じゃらしさん ( 秋田県 / 女性 / 38歳 ) | 2009/06/29 13:50
事業の全貌を把握されるようお勧めします。
じゃらし 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピー の吉野充巨です
お父様の年齢を考えると、リスクの高い事業の開始と思います。
お父様は、90歳まで生きることに自信があるのか、又は幾年か経過した後に売却をお考えになられているかいずれかと思います。
まず、じゃらし様にご兄妹が居られるのでしたら、その方たちと、お一人でしたらなおの事、事業の全体像把握をお勧めします。
最も大きなリスクは、突然の死、又は脳の病で倒れることです。この場合、ご自分で全ての帳票から、事業内容を把握する必要が発生します。
そうなる前に、様々にお話をお伺いしておくことです。
・税理士の名前・連絡先
・借り入れた金融機関名・担当者・返済管理表
・借入金返済口座の把握:返済が滞ると信用保証期間に廻されます。
・事業の帳面や確定申告の申告書の有り場所
・アパートの管理を委託している不動産会社と担当者
等々様々なことを掌握する必要があります。
上記は相続とは切り離して、お父様に若しものことがあった場合の連絡先と、手続きのための知識として、お伺いするのが宜しいと思います。
万が一、お父様が倒れられた際の処理の例として、下記のコラムをご一読ください。
同じように、65歳を過ぎて35年ローンを組んだ人物の後見人日誌です。
http://www.officemyfp.com/koukennisshi-1.html
宜しければ、メールにてご相談を承ります。
office@officemyfp.com
評価・お礼
じゃらしさん
吉野先生、ありがとうございます。回答を拝読して、事態の大きさをあらためて感じています。お金がらみのことを親に尋ねるのは勇気が要りますが、折をみて確認したいと思います。