相続について。
昨年父が他界しました。母は既に他界。残された遺産は実家の土地家屋、田舎の山林土地です。実家には兄が住んでいます。兄は長年パラサイトで、働く能力はあるのに無職。自立する気がありません。生前両親が養っていました。父が亡くなってパニック状態になった兄は「死亡保険金をよこせ!」の一点張りで、やはり働こうとはしません。父の死亡保険金の受取人が兄になっていたので、兄は全部自分のものだと思っています。保険金の手続きは済ませてしまったため現金は兄の口座へ。ようやく兄からの連絡がこなくなりました。法律上は当然ともいえる解釈でしょうが、兄は長年養ってもらった上、両親の医療費も生活費も葬祭費も負担していません。(わたしの負担です)。介護もしていません。ダメ元で遺産として半分の要求と、葬祭費の半分を請求しましたが、反応がありません。また実家に住み着いているのに実家にかかる税金などは支払う様子もありません。わたしは10代から一人暮らしをして頑張って生きています。余裕があるわけでもありません。
わたしは両親の生前あまりの心身と経済負担が大きくて身体を壊したり仕事もやめざるをえない状況にも追い込まれたりしています。このまま実家も出て行かない様子の兄のことや人格を考えると、土地家屋もどのように相続手続きをしたらよいか、悩んでいます。二人の名義にしてしまうと一生兄とも関らないといけなくなるのは苦痛です。しかし放棄して総て兄のものにしてしまうのは納得もいきません。兄の為にもならないと考えています。兄はいままでの個人的につくった借金も返済していないようなので、両親が他界した今、兄とはなるべく関りたくないとは思っています。良いアドバイスがあればお願いします。
寄与分などを含めて正当な権利として相続を
得るにはどうしたらよいかも、アドバイスいただけたら幸いです。
輝さん | 2008/07/16 19:25
専門家への依頼をお勧めします
輝 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
お父様のご逝去についてお悔やみ申し上げます。
これからの折衝とこれを機会に今後の関りを断たれるのであれば、正式に代理人をお立てになり、お兄様との折衝を委任されるようお勧めします。
費用は掛かりますが、地元の弁護士会か司法書士会にお電話で相談されてはいかがかと考えます。
生命保険の件は、お兄様が受取人ですので、お諦め下さい。
但し、お父様の預貯金及び不動産等の資産の半分は耀様のものでもあります。このままでは不動産は共有となり、税金の支払は連帯で責任をとることになります。
または、全く財産を諦めて相続放棄の手続きをされることも検討されてはいかがでしょう。
もしお父様がお兄様の生活を支えるために、借金などを残されていた場合、3ヶ月経つと単純承認したことになり、耀様にも負担が来ないとも限りません。
単純承認について、納期があります
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/30096
相続を受けたくないときは相続放棄をしてください
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/30191
これらを含め、放置せずに専門家への依頼をお勧めします。
評価・お礼
輝さん
早速のご回答アドバイス有難う御座います。嬉しく想います。
ちなみに父には借金はありませんでした。
銀行口座等も閉鎖済みです。借金があるのは兄で、兄本人の駐車場代などの未払い金などです。
(収入が無いのに車を買ってもらい、駐車場代も親が負担していたのです。困ったものです。)
パラサイトの兄に保険金を残し、わたしにはなにもない、しかし世話や負担は総てわたし、ということに苦しみや悲しみがぬぐいきれない状況。
更に子供の頃から兄のことで悩んできた精神的苦痛も大きく、割り切れない想いなのだと自覚しています。
法律的には「税金等も連帯責任」ということですが、連帯という法の名の下に「わたしだけ負担を強いられる」のは拒否したいので、今後のことも含め、悩んでいます。
もう少し冷静に検討した上で、専門家の方にもご相談し実行していきたいと思います。有難うございます。