「内部結露」を含むコラム・事例
24件が該当しました
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外壁の中で起こる内部結露の仕組みとそれを防止する通気層の役割ついて
外壁の中で起こる結露は、屋内の水蒸気を含んだ空気が壁の中にある断熱材の中まで侵入して屋外側に抜けず、断熱材内に滞留した場合、屋外冷気の影響でその部分が冷やさせることによって発生します。 壁内の結露は、断熱材の断熱性能及び木材の耐久性を低下させる原因の一つとされています。 壁の内部結露を防ぐ、施工上の重要なポイント ■これまでの住宅の壁の構造 外壁内に侵入した水蒸気が、屋外に抜けない為...(続きを読む)
- 上村 美智夫
- (建築家)
耐震リフォームのチェックポイント コラム⑪
内部結露を発生させる断熱工法 昔の日本の家は、小さな竹を組んで土壁で仕上げていたため、壁自体に調湿性能や断熱性能がありました。 そのため、壁内で木が腐ることなく、百年、二百年と長持ちしている古民家が今でも日本中に数多く実在しているのです。 しかし、昭和40年代頃から急激に日本の住宅環境が変わってきました。 プレハブ住宅や海外から輸入されたツーバイフォー工法が普及するとともに、今...(続きを読む)
- 菊池 猛
- (不動産コンサルタント)
耐震リフォームのチェックポイント コラム⑩
□日本の住宅事情 日本の住宅の平均寿命は他の先進国の半分以下「30年未満」と言われています。 これは、戦後、高度成長時に長持ちさせる住宅の建設を目的としなくなり、より早く、合理的で、より製造コストを下げることを目的とした家造りになってしまったため、建築材料の品質が悪化してきたこと、そして内部結露を発生させる断熱工法が原因であると考えます。 では...(続きを読む)
- 菊池 猛
- (不動産コンサルタント)
家って本来どういう物?
昨今ちょっと考えていることがあるのですが・・ 家って本来どういう物よ? ってことです。 考え出したきっかけは、震災・・ そして停電・・ それまでは、実は私もあまり気が付いていなかったのです。 昔というかちょっと前までは・・ トイレの便器というのは停電しようが何て事無く使うことが出来ました。 水がとまったってタンク内に水がある分は使うことが出来ました。 ...(続きを読む)
- 杉浦 繁
- (建築家)
高気密・高断熱を考える(後編)
高気密・高断熱については、誤解もかなり広まっているように思われます。有効な技術ではありますが、それだけですべてが解決するような万能なものではありません。それと、実験室ではうまくいっても、実際の現場ではうまくいかないということもあり得ます。建物は、それぞれ敷地が異なりますし、形や仕上げ材料も異なるからです。 快適に生活するためには、温度が大事なことは言うまでもありません。しかし高気密・高断熱とい...(続きを読む)
- 斉藤 昭彦
- (建築家)
外壁下地に2種類の面材を使う
昨日の現場も雨。 「大きな木の下の家」は、やっと金属屋根が葺き上がったので、雨が降っても何とか現場は進行する。 屋根が終わると、外壁の下地面材が張られる。 最近は面剛性を保たせるために「構造用合板」を用いることが普通になって来たが、これで外張り断熱とするならまだ許せるが、これで充填断熱とすると、部屋内側の防湿シートをきちんと張らなければ、内部結露の原因となってしまう。...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
建築散歩/住友林業 クロスパネルはなかなかエライ!
街を歩いていると、色々と面白いものが目に入る。 職業柄、どうしても建物に目が行ってしまうが、普通の人なら気がつかない様なところに結構、面白いものがある。今日からはじまる新シリーズ「建築散歩」は、建築を専門としている人間の目を通して、世の中を見てみる、という企画である。 さて、今回はたまたま上棟の日に通りかかった住友林業の家。 この家の特徴は何と言っても「クロスパネル(きづれパネ...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
「大きな木の下の家」の断熱計画
今日は「大きな木の下の家」の断熱計画についてお話ししましょう。 この家は、私の「大地に還る家」の構想に賛同して下さったお客様の家なので、 1)「高気密・高断熱」後の断熱法として私が提唱している「透湿断熱工法」を採用している。 これは、私がいつも説明している様に、これまでの高気密・高断熱が雨合羽だったとすれば、ダウンジャケットの様に湿気を通してしまう工法である。 高気密...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/エアサイクルと高・高は基本が違う
04-4:エアサイクルと高断熱・高気密は基本が違う 高気密高断熱住宅が防湿シートによる内断熱で壁体内の気流を止め、それプラス通気工法という仕様で壁の内部結露を無くそうとしたのに対し、エアサイクルでは壁体内に気流を起こすことで壁体内の温度差をなし内部結露を防ごうという全く逆の発想があります。 エアサイクルの思想は基本的に日本人がその歴史の中で培ってきた家造りの延長線上にあると...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/エアサイクルとは何か?
04-3:エアサイクルとは何か? 北海道の高気密・高断熱がグラスウール内断熱で如何に内部結露をなくすかという問題に真っ正面から取り組んでいた時に、本州以西では内部結露の問題は内断熱そのものにあると考え、日本の家屋が伝統的に培ってきた構法を活かすアイデアを考えていました。 木造在来工法では床下と壁、小屋裏が空間として繋がっており、エアサイクルの考えの基本はこの繋がった空間に...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/内断熱の問題点
03-11:内断熱の問題点 さて、内断熱の問題点として上げておかなければならないのはやはり内部結露の問題です。 日本の木造住宅の構造は一般的に在来軸組構造と呼ばれる柱と梁によって構成されるものですが、地震や風圧のような横からかかる力(水平力)によって建物が倒れないように柱間に「筋かい」という斜めの部材が入っています。 グラスウールなどを柱間に挿入する内断熱工法で...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
「高断熱・高気密」後の断熱法
さて、「高気密・高断熱」後の、特に「外張り断熱」後の断熱を考える時、その施工性の良さから採用していた発泡プラスチック系の断熱材は、それが石油化学系建材であるという理由ひとつで排除されることになります。 では、断熱はどうするのか、断熱はしないのか、はたまた、防湿気密シートを張った充填断熱に戻るのか、ということになるのですが、答えはそのいずれでもありません。 その答えは、防湿...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
外張り断熱は本当に地球に優しいのか?
高気密・高断熱住宅は、それも外張り断熱は、首都圏太平洋側の温暖地においても非常に有効なものなのです。 そして、高断熱を施すためには内部結露の原因となる水蒸気を壁体内に入れないための気密が必要である、ということは、自然を科学的に読み解くことで得られた解決法であり、その技術として確立されたのが高気密・高断熱工法と言えます。 しかし、これまで長い歴史の中で培ってきた日本の木造技...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
呼吸する壁をつくる(その2)ーー調湿する断熱材
「呼吸する壁」では調湿性能のある断熱材が必要となる。 従って、外張りに用いる発砲プラスチック系の断熱材ではなく、繊維系の充填断熱となる。 現在、考えられるのは新聞古紙から作られるセルロースファイバーと羊毛断熱材である。 これらは自然系断熱材として製造エネルギーも極めて小さい。 しかし、羊毛断熱材は製造エネルギーが小さくてもオーストラリアやニュージーランドからの輸入だから輸送エネルギ...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
構造用合板から脱却しよう!
前回は、首都圏における正しい充填断熱は壊滅状態だという話しをしましたが、そうした施工状態ですから、ピンホールのようなほんの小さな穴からも容易に抜けてしまう水蒸気は、多かれ少なかれ壁体内に侵入することになります。 この水蒸気が外壁の外側で冷やされて結露を起こす前に、外壁通気層に抜けてしまえば問題はないのですが、そこに透湿抵抗(湿気の通し難さ)の大きな構造用合板が張られていると、水蒸気の...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
正しい断熱の方法とは?
あなたはご存知でしょうか、設計者の多くが正しい断熱の方法をきちんと理解していないことを、 以前、首都圏の木造住宅を得意とする設計事務所10社ほどを集めて、研究会を開いた時のことです。 そこで私は、これからの住宅断熱の考え方についての講義を受け持ったのですが、講義の前に、現在実際に行っている断熱方法について、皆に外壁の断面構成を図にしてもらいました。 その時分かったの...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
自然素材=健康、ではない
化学物質過敏症の問題が顕在化するつい最近まで、私達は、できたばかりの家のあのツンとくる有毒な揮発性有機化合物の匂いを、「新築住宅の匂い」として喜んでいたものです。 近年の自然素材ブームは、消費者がそうした今までの家づくりの間違いに気付き始めたからに他なりませんが、自然素材を多用したからといって、それで安心してしまってはいけません。 家づくりは「自然素材」=「健康」という単純なこと...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
阪神大震災の死者犠牲者は住宅の倒壊が最大なる原因
まだ、記憶に新しく残っております。5500人以上死者犠牲者を出した、悲惨な淡路阪神大震災 死者の殆どは住宅の倒壊による犠牲者となったのです。 住宅の倒壊さえ防げれば、死者5500人も犠牲者がでることなく、最小限抑えられたのです。 関西大震災による住宅の倒壊の最大なる原因は住宅のメンテナンス不備だったのです。 2〜3年毎にきっちり塗装している住宅また、アルミサイディ...(続きを読む)
- 深澤 熙之
- (建築プロデューサー)
何故!?シロアリが寄ってくるのか??
シロアリが何故!?出てくるかについては、いろいろな原因があるといくつか言われておりますが最大なる原因は水気が多いところに出てきます。 木材の垂木などの庭に寝かせて、置いておくと1〜2か月でその木材にシロアリが食いつくしているケースをよく見聞きしたのですが、木材を横に寝せているので、雨が降った後、なかなか乾きがなく、シロアリが好みそうな水気の多い環境ですので、シロアリが寄ってきます。 ...(続きを読む)
- 深澤 熙之
- (建築プロデューサー)
アルミサイディング外壁の5つの性能その1からその3
その1 防水性【もしも水が廻っても安心設計】 表面は金属である耐蝕アルミニウム超合金(5000番系アルミ超合金)を採用しております。アルミ金属板ですのでまったく透水や吸水をすることなく、表面からの防水性は完璧です。本体どうしの接合も独自のジョイント構造により、雨水の浸入を防ぎ、大切な住まいを外側からしっかりガードし、劣化を防ぎ、風速30m/sの台風下の風雨に匹敵する過酷な条件の試験でも漏水の...(続きを読む)
- 深澤 熙之
- (建築プロデューサー)
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