「うつ」の専門家コラム 一覧(17ページ目) - 専門家プロファイル

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「うつ」を含むコラム・事例

837件が該当しました

837件中 801~837件目

認知療法(1)

残念ながら、問題解決が根本的に不可能な時には、現実に対する受け止め方を変えることが必要です。「認知療法」とは認知(物の見方や出来事の受け止め方)を改善することにより、不快な気分を和らげ、心身の健康を得るための治療法です。 気分は図のように認知・行動・身体と相互に影響しあいます(図はクリックすると拡大します)。辛くなった時に頭に浮かぶ考えやイメージ「自動思考」を現実に沿った柔軟な考え方に変えていき...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/10/19 00:00

問題解決療法(1)

最も積極的・効果的な対処方法は「問題解決」です。そこで、これを治療的に援用した「問題解決療法」をご紹介いたします。具体的に上記の手順に従って進めます。画像をクリックすると拡大されます。 1問題の提起 まず問題を知覚することからはじまります。これは「問題への感受性」とも言い、自分や周囲の問題を積極的に気づくことで得られます。その際は「自分だけの思い込み」といった認知のゆがみ(後述)を排除する必要も...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/10/07 16:53

ストレス・コーピング(4)

次に、記録から発見された問題と対処行動を列挙し、ご自分の「ストレス・コーピング(ストレスへの対処行動)」をチェックしましょう。 不安や抑うつは適切なコーピングにより改善することが認められています。特に不安に関しては以下のように説明されています。 不安=危険/対処+援助 この式のように、危険があっても、対処や援助が十分に備われば、不安は小さくなるわけです。(続く) 銀座泰明クリニック(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

両手首の腱鞘炎

27歳 女性 既婚  半年ほど前から両手の第1指、4指、5指から手首にかけて痛む。1年ほど前から子宮内膜症で治療中。日常は仕事で忙しい。 脈診により、患者さんの体質と腱鞘炎といわれる症状の原因を診断して、ツボの組合せを決める。 脈診によって得た情報により、患者さんの体質的な特徴を言い当てる。たとえば、性格と食べ物の味の好み、寝付きの良し悪し、睡眠の浅い深い、過去に患った病気...(続きを読む

滝山 博行
滝山 博行
(鍼灸師)
2007/09/16 00:00

うつっぽい時のワンポイントアドバイス

睡眠不足や悩みの程度などによって、気分が沈んだ状態が続いてしまうことがありますよね。原因がはっきりしなくても、なんとなく気持ちが晴れないなぁ…という時は、明るい場所に行くことがオススメです。 室内の明るさを高める、それもかなり明るく…という、うつ病の治療法があるそうです。 自宅の部屋を明るくするには、限度があると思いますが、それが無理であれば…。。。お天気の良い日に、外へ出て、...(続きを読む

檜垣 暁子
檜垣 暁子
(カイロプラクター)
2007/08/23 11:48

性格・気質、脳・神経、遺伝子(2)

前記のように一つの性格分類に当てはめる類型論に対して、最近はいくつもの性格特性へ分析する特性論が提唱されています。歴史的には、Eysenck (1967)が3次元モデルとして外向性Extraversion, 神経質Neuroticism, 精神病質Psychoticismを提示しました。 外向性 Extraversion 衝動性、活動性、社交性、興奮しやすさを表します。 網様体賦活系による大脳皮...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病と病前性格(6)

一方、躁うつ病、統合失調症の「前駆状態」として現れる抑うつ状態もあります。病前性格も、うつ病ではなく、躁うつ病や統合失調症の特徴を示します。従って、治療も典型的うつ病として抗うつ薬を服薬し、休養するばかりでなく、躁うつ病や統合失調症に進展しうる可能性に留意しながら、経過を観察し、適切な対処をしていく必要があるのです。 以上、「うつ病と病前性格」についてご説明してまいりました。メランコリー親和型性...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病と病前性格(5)

さて、うつ病の病前性格をご説明する際には「うつ状態の臨床分類」もご紹介しないわけにはいきません(画像をクリックすると拡大されます)。わが国の精神病理学の大家、笠原嘉、木村敏によるこの分類(1975、一部改変)は病前性格‐発病状況‐病像‐経過を一元的に説明し、躁うつ病や統合失調症の鑑別も網羅しており、DSMやICDといった操作的診断基準が主流となった現在においても、実際の臨床場面において大変、有用と...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/21 00:00

うつ病と病前性格(4)

従来のうつ病がメランコリー親和型をはじめ、執着性格や強迫性格といった、いわゆるうつ病の病前性格を呈するのに対し、その他のうつ病は様々な性格傾向を背景にしています。DSM-4 (Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, American Psychiatric Association)によると演技性や自己愛性の性格(Cluster ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/20 00:00

うつ病と病前性格(3)

執着性格 熱中性、徹底性、几帳面、正義感、一度生じた感情が冷めにくい持続性の性格(下田光造)。 メランコリー親和型性格 秩序志向が強く、自己の要求水準が高い、良心的で他人に尽くす性格 (Tellenbach)。 強迫性格 几帳面、倹約、潔癖、強情などの性格 (Freud)。 抑うつ型人格 重苦しい気分を抱き、人生を悩む人格 (Schneider)。 回避性格 社会的な制止、不適切感および否...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/19 00:00

うつ病と病前性格(2)

改めてそれぞれの病態と性格をご説明いたしましょう(濱田秀伯、精神症候学、弘文堂、1994、他)。 うつ病(メランコリー、Melancholia) 抑うつ気分または興味・喜びの減退、精神運動抑制、早朝覚醒、体重減少、日内変動などを生じ、生活や仕事に著しい支障を生じる病態。従来型うつ病。 気分変調症(ディスチミア、Dysthymia) 抑うつ気分などが少なくとも2年間以上も続いているが、大うつ病ま...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/17 16:12

うつ病と病前性格(1)

前回は最近のうつ病として「現代型うつ病」「未熟型うつ病」「ディスチミア(気分変調症)親和型うつ病」をご紹介いたしました。いずれも従来の「メランコリー親和型うつ病」に対して、若年期に生ずる性格因を伴ううつ病といえます。すなわち、人生における問題・葛藤に直面して、抑うつを自己の内界に保持せず、不安・焦燥を表出し、時に回避・依存も生ずる病態です。 「うつ病」と一言で言っても、ライフサイクルや性格傾向に...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/17 16:08

投影による症状・・・子育て編

前回のコラムの続き。 前回、心理学用語の「投影」について説明しました。 今回は、その投影が作り出した症状について一つご紹介しましょう。 その症例は、子育ての疲れから無気力感と涙が止まらなくなり、心療内科でうつと診断された。薬を処方され、服用するが副作用で頭がボーとして、子育てができずにいた。薬がなくなるのをきっかけに、解決にならないと思い、当院へ来院。 自...(続きを読む

山中 英司
山中 英司
(カイロプラクター)
2007/06/19 19:47

最近のうつ病(5)

さて、これらの病態に対する治療は、メランコリー親和型うつ病が休養と服薬のみでも自然軽快しやすいのに対し、それだけでは不十分で、より積極的な精神療法・心理療法を必要とします。具体的には不安や抑うつの背景にある職場や学校の問題を認識し、現実的な解決方法を探索してまいります(問題解決療法)。解決つかない時には、自分自身の考え方(認知)や振る舞い方(行動)を変えることが求められます(認知行動療法)。うつ病...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

最近のうつ病(4)

(画像をクリックすると拡大されます) このように、いわゆる恐怖症的な心性を有した神経症性のうつ病といってよいでしょう。この点においてかつての「逃避型抑うつ」(広瀬、1977)や「退却神経症」(笠原、1978)とも重複する病態と言えます。大学や会社へ入るまでは目立った葛藤や挫折がなかったものの、いざ現実的な問題や苦難に直面して処理しきれず、逃避や抑うつに陥ってしまう病態です。これらを更に、前回まで...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

最近のうつ病(2)

最近、非定型うつ病のように、メランコリー親和型うつ病とは異なったタイプのうつ病が増えていると言われています。具体的には「現代型うつ病」(松浪ら、1991)、「未熟型うつ病」(阿部、1995)、そして「ディスチミア(気分変調症)親和型うつ病」(樽味、2005)という、若い世代を中心とした、比較的、軽症で、身体症状や不安・焦燥を前景とするうつ病です。軽症ながら出勤困難となり、自宅で療養されることが少な...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/05/28 00:00

最近のうつ病(1)

前回は非定型うつ病についてご説明いたしました。典型的なうつ病(メランコリー親和型うつ病)というのは真面目で几帳面な中高年の男性が長く続くストレスに耐え切れなくなり発病するといった病態でしたが、非定型うつ病とは敏感・繊細な若い女性が日常のストレスから発病されるといった病態です。銀座泰明クリニックには20-30代の会社員や大学生の方々が大勢受診され、非定型うつ病の方々も相当数いらっしゃいます。どなたも...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/05/27 17:36

「うつ」のような症状

【前回の続きです】 この時期、起こりやすい体調不良は、一般的には「五月病」と呼ばれることがあります。4月は新しい職場や学校など、環境に慣れようと一生懸命になる時期でもあります。それが、5月、6月頃にふと緊張が解けることをきっかけに、体調が悪くなります。 肩こりや頭痛、体のだるさが強く、何もする気になれないことが多いのですが、この時期は、頑張りすぎずゆったり過ごすことをお勧めしま...(続きを読む

檜垣 暁子
檜垣 暁子
(カイロプラクター)
2007/05/07 19:45

肩こり・頭痛・倦怠感・うつ症状

ゴールデンウィークは、いかがお過ごしでしょうか?心身ともにリフレッシュできているでしょうか?さて、気候も良いこの時期、元気良く動き回ることが出来そうですが、体調を崩す人が多いのです。 ・肩こり、頭痛 ・めまい ・食欲不振 ・イライラする ・気分が落ち込みやすい ・何もする気になれない ・よく眠れない ・集中力の低下 ・疲れやすく、だるさが解消されない ...(続きを読む

檜垣 暁子
檜垣 暁子
(カイロプラクター)
2007/05/01 10:30

非定型うつ病(2)

といっても「非定型うつ病」が正式に「病気」として認められるようになったのは、ここ10年程のことでしかありません。それもうつ病のサブカテゴリーとしての扱いであり、明確な定義がなされているわけでもありません。双極2型障害や境界性人格障害との合併や関連も指摘されており、実際のところかなりオーバーラップして診断・治療されているのではないかと考えられます。また前回ご説明した Soft bipolar spe...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

月経前症候群(PMS)とは?

月経前症候群って、ご存知ですか? 英語でPMSとも言われているんですが、正式にはPremenstrual Syndoromeのことです。 月経前症候群(PMS)とは、月経の前1,2週間程になると体調やメンタル面が調子が崩れてきて、さまざまな体調不良を起こし、次の生理が始まると自然に軽快していくと言う症候群で、周期的に症状を繰り返します。 月経前症候群(PMS)に関しては、男...(続きを読む

山中 英司
山中 英司
(カイロプラクター)
2007/04/18 21:44

非定型うつ病(1)

これまで「うつ病」や「躁うつ病」について繰り返しご説明してまいりました。これらは気分が落ち込んだり、高ぶったりする「病気」です。中にはもともとの「性格」といった方もいらっしゃり、10代の頃から悩んでいたのだけれども、就職して仕事に支障を生ずるようになり、ようやく受診したという方もいらっしゃいます。いずれにしても適切な治療により症状が緩和されますので、早めの受診をお勧め致します。 「うつ状態」と「...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/04/18 12:13

軽い躁うつ病(2)

このように躁状態というのは予想以上に頻繁に生じるもので、注意深い観察が必要です。海外では当初うつ病と診断された方の3‐5割が実は躁うつ病、双極性障害だったという調査結果も出されています。このため国内の精神科医の間でもこの事実は最近よく話題になっており、軽い躁状態を見逃さないようにと注意が喚起されています。軽い躁うつ病、双極性障害は、Soft bipolar spectrum と呼ばれ、幅広い定義が...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

軽い躁うつ病(1)

前回は躁うつ病(双極性障害)についてご紹介しました。抑うつ状態のみでなく、躁状態と言われる、元気の良い、調子の高い状態も生ずる病気でした。この状態は本人にとって心地よく、病気であるという自覚(「病識」と呼びます)を伴わないことが多いものです。周囲も元気ならば病気とは言えないのかと見過ごしてしまいます。しかしこの躁状態は時に攻撃的になったり、誇大的になったりして、トラブルを引き起こします。また気持ち...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

無意識を知る「抵抗のサイン」

私たちは、物事(ひと)に抵抗があると、無意識に何気ない日常にそれが現れてきます。 たとえば、行きたくない所へ行くようなとき、 「道を間違えたり」 「時間を間違えたり」 「寝坊をしたり」 「体調を壊したり」・・ 意識では、「何で間違えちゃったんだろう?」と思っていますが、無意識では、それを選択してやっているのです。 これを「抵抗のサイン」と言い...(続きを読む

山中 英司
山中 英司
(カイロプラクター)
2007/03/26 19:46

かなりツライ!危険な腰痛とは??

一般的な腰痛は、長時間座っていると痛くなったり、寝返りをうつ時に痛かったりと、姿勢や動作によって症状が出ます。そして、横になると軽減、温めると楽になるなど、何かをするとその痛みに変化が出るのです。 しかし、危険な腰痛は、腰痛が楽になる要素が無く、また腰痛以外の症状を伴うこともあるのです。危険な腰痛というのは、骨折や内臓の疾患が潜んでいる可能性があるケース、ということです。急を要し、すぐに...(続きを読む

檜垣 暁子
檜垣 暁子
(カイロプラクター)
2007/03/12 01:47

椎間板ヘルニアは痛みの原因ではない?!

腰痛により当院に来る患者様で、よく聞く話が 「病院で椎間板ヘルニアと診断されたんですけど・・・」 と説明させる患者様です。 診断をどうこう言うつもりはないですが、「腰痛と椎間板ヘルニアは、必ずしも一致しないですから、お役に立てる可能性は充分ありますよ。」と説明します。 というのは、臨床経験からそう確信するところもあるのですが、裏づけにこんな研究データもあるからです。 ...(続きを読む

山中 英司
山中 英司
(カイロプラクター)
2007/03/02 14:37

うつ病の分類(4)

それでは躁うつ病のうつ状態とうつ病のうつ状態を見分けるにはどうするのでしょうか。以下の大別が目安になります。             病前性格       体型  発病年齢 うつ病   :真面目(執着気質)  普通  中年期以降に多い 躁うつ病:社交的(循環気質)  肥満  思春期・青年期 うつ病の方は病前においても大人しく、真面目な公務員といった律儀な感じの方が多いですが、躁うつ病の方は賑や...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/23 00:00

うつ病の分類(3)

一方で、内因性のうつ病には「躁うつ病」のうつ状態であることも少なくありません。躁うつ病というのは、躁状態といわれるうつ症状の対極の症状が現れる病気です。具体的には、気分の高揚、怒りっぽい、考えが次々と浮かぶ、口数が多い、気が散る、動き回る、暴飲暴食、アルコール・ギャンブル・セックスなどです。軽い躁状態ならば上機嫌であったり、仕事がよくできたり、自分も周囲もさほど困りませんが、著しくなると周囲に迷惑...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/22 00:00

うつ病の分類(1)

うつ病の経過・予後は病気の種類にもよると考えられていますので、今回はこれについてご説明いたします。まず伝統的には以下の3分類と言われています。 外因性:脳器質性(外傷、腫瘍、卒中など)       身体疾患、薬物などによる 内因性:脳の神経伝達、機能異常などによる 心因性:心理的な問題による 外因性の場合は総合病院や専門病院に通院・入院されていることがほとんどです。こちらのブログを読まれている...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/20 00:00

腰が痛くて、うつ伏せになれません

腰痛の患者様からの問い合わせがありました。 「うつ伏せになろうとすると、腰が痛くて、うつ伏せになれません。 それでも、治療を受けることができますか?施術はうつ伏せですよね?」というものでした。 確かに施術は、うつ伏せでも行われますが、痛みが強くて無理…という方は、まず、横になる姿勢になれるように(この場合はうつ伏せ)治療をします。 必ずしも、うつ伏せにならなくても治療は...(続きを読む

檜垣 暁子
檜垣 暁子
(カイロプラクター)
2007/02/01 10:32

うつ病の経過(1)

これまで当院を受診された患者様の半数以上が「うつ病・うつ状態」の診断に相当されました。特に働き盛りである20・30・40代のビジネスマンやOLの方々が中心となります。症状は軽い方からやや重い方まで幅広くいらっしゃり、わずか1・2回の受診で治るごく軽症の方から、数ヶ月間、通院されている中等症の方もいらっしゃいます。更には、他院から転院され、数年以上、通院されている方もいらっしゃいます。 通院・治療...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/01 00:00

医者からの嫌がらせ〜ドクハラ(3)

これに対して最近ようやく高まっている概念がインフォームド・コンセント、説明と同意です。そもそも1957年のアメリカにおける医療訴訟を契機に生じてきたものですが、昨今、訴訟の相次ぐ日本においても広く認知されてまいりました。「患者さんに対して病状を十分に説明し、同意を得た上で治療を行う」ことで、基本には医者と患者さんとが目線の高さを等しくすることが求められます。一般社会においては当たり前のような話です...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/26 00:00

慣れない職場〜適応障害(2)

理工系出身で、学生時代は研究室や実験室で真面目に勉強をされていた方々は、濃厚な人間関係がかなりストレスとなるようです。営業先でお客さんから苦情を受け、会社に戻ると上司から叱責され、心身ともに疲弊してしまいます。SE, system engineer と呼ばれる職業の方々がまさにその典型で、新年度で新規プロジェクト立ち上げのために顧客先に派遣されたものの、システムはトラブルが続いたりすると、その度ご...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

慣れない職場〜適応障害(1)

年初めの時期になると新入社員や転職後の方々がよく受診されます。春ならば「5月病」と言われる年初め特有の適応障害:不安・抑うつ状態です。皆さん真面目な方々ばかりで、新しい職場に慣れようと必死で頑張っていらっしゃいます。 学生時代の自由な生活から一変して、毎日、スーツを着て満員電車に乗るだけでも、ストレスなことです。まして会社という上下関係のはっきりとした組織に身を置き、昼に夜に営業や接待などへ上司...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診しない代りに〜コーヒー(2)

またいわゆる滋養強壮のドリンク剤やコーラにも50mg程度のカフェインが含まれています。ドリンク剤などを飲んで直ぐ元気になるように感じるのは、ビタミンやアミノ酸などの作用ではなく、実はカフェインの作用だったのです。更には風邪薬にもカフェイン50mgが含まれていて、風邪に伴う倦怠感や疲労感を和らげてくれるのです。 しかし飲み過ぎると副作用を生じます。頻尿・胃炎・高血圧・高脂血症をはじめ、不眠・不安を...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診しない代りに〜お酒(1)

前回は患者さん方が受診や服薬をしない代わりに、お酒や煙草をはじめとした嗜好品を用いていることをお話しました。いずれも社会文化として根付いているもので、一概に否定できませんが、気持ちが不安定な時に安定剤や睡眠薬の代りとして用いるのは止めるべきでしょう。特にお酒は睡眠導入剤の代りに用いられることが多いようですが、実際は睡眠が浅くなり、むしろ質を落としてしまいます。また不安や抑うつを一時的に和らげるため...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

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