「高断熱」を含むコラム・事例
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住宅「CO2ゼロ」義務付け〜EUの決意!
欧州連合EUは2021年以降新築する住宅やオフィスビルなどについて原則として、二酸化炭素(CO2)を実質的に排出しない「エコ建築物」とするよう義務づける規制を導入すること決定した。 建築物はEU区域内のCO2排出量の約40%を占めるため、抜本的な対策が必要と判断しての決定であり、日本の住宅政策にも大きな影響が与えそうである。 エコ建築物は太陽光パネル、地熱発電、風力発電の設備を...(続きを読む)
- 椿 邦司
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/パッシブソーラー
04-7:パッシブソーラーと高気密高断熱は喧嘩しない ソーラーハウスとは文字通り自然の恵みである太陽の熱を住宅の中に巧く活用しようというもので、分類すると「アクティブ(積極的な)」と「パッシブ(受動的な)」に大別されます。 アクティブソーラーとしては例えば太陽熱で直接水を温め、それを暖房や給湯に使うもので、パッシブソーラーは太陽熱や風を開口部から取り入れ、床や壁に蓄熱して...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
「大きな木の下の家」の断熱計画
今日は「大きな木の下の家」の断熱計画についてお話ししましょう。 この家は、私の「大地に還る家」の構想に賛同して下さったお客様の家なので、 1)「高気密・高断熱」後の断熱法として私が提唱している「透湿断熱工法」を採用している。 これは、私がいつも説明している様に、これまでの高気密・高断熱が雨合羽だったとすれば、ダウンジャケットの様に湿気を通してしまう工法である。 高気密...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/高気密高断熱+エアサイクル空調
04-6:高気密高断熱+エアサイクル空調 高気密高断熱工法は純粋に外壁や屋根の気密性・断熱性を確保するための工法から、それを如何に合理化しながら性能を確保するか、という意味でのパネル化への流れがあり、そこに暖房や換気のシステムを組み込んでゆくことになりますが、高気密高断熱の外張り工法をベースに壁体内空洞を空調空間として利用しようという、いわゆる高気密・高断熱とエアサイクルの利点を活か...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/ソーラーサーキットとは?
04-5:ソーラーサーキットとは? さて、どこで取り上げるべきか迷ったのですが、ここでソーラーサーキット(鐘淵化学工業)を取り上げたいと思います。 この工法もエアサイクル同様、外断熱工法に壁体内空洞を利用した工法で、開閉する床下換気口と小屋裏換気口があり、冬は閉じられて通気層(アウターサーキット)を持ったシンプルな外断熱仕様となります。 夏は開けられてエアサイク...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
住宅断熱基礎講座/エアサイクルと高・高は基本が違う
04-4:エアサイクルと高断熱・高気密は基本が違う 高気密高断熱住宅が防湿シートによる内断熱で壁体内の気流を止め、それプラス通気工法という仕様で壁の内部結露を無くそうとしたのに対し、エアサイクルでは壁体内に気流を起こすことで壁体内の温度差をなし内部結露を防ごうという全く逆の発想があります。 エアサイクルの思想は基本的に日本人がその歴史の中で培ってきた家造りの延長線上にあると...(続きを読む)
- 野平 史彦
- (建築家)
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