「計算」を含むコラム・事例
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構造計算偽造と瑕疵担保責任1
昨年末から世間を震撼させている耐震計算偽造問題で、 1月17日にヒューザーの小嶋社長の証人喚問が行われました。 政府与党としては、この証人喚問を区切りとして この問題の幕引きを狙っているようにも報道されています。 仮に、これで政治的には決着したとしても、 この問題の残した影響は、今後かなり大きく不動産業界の慣習等を 変えるものになりそうです。 世...(続きを読む)
- 中村 嘉宏
- (宅地建物取引士)
構造計算偽造と瑕疵担保責任2
今回の場合も、 建築士の偽造を知っていたかどうかにかかわらず、 売主は責任を負わなければならず、 返金や補修などの責任を負います。 注意を尽くしていても負う責任を「無過失責任」と言います。 通常は、故意や過失がなければ損害賠償責任は負いませんが、 無過失責任ではこの限りではありません。 通常、不動産取引の場合の瑕疵担保責任といえば、 1.雨漏...(続きを読む)
- 中村 嘉宏
- (宅地建物取引士)
構造計算偽造と瑕疵担保責任3
本来は、この手の判断は監督省庁の通達などに従うべきことですが、 いまはまだその見解が出ていないので 今回は私見という形でこの問題に解答を出します。 弊社の顧問弁護士、司法書士の先生3名にお聞きしたところ、 3名とも「耐震計算偽造による構造欠陥は隠れた瑕疵当たる」 と判断されています。 しかも通常、瑕疵担保責任には期限が決められていますが、 「仮に裁判所が判断...(続きを読む)
- 中村 嘉宏
- (宅地建物取引士)
構造計算偽造と瑕疵担保責任4
結論から言えば、偽造が見つかった場合、 売主は瑕疵担保責任を負い、 解約の無効による売買代金の返却ということになるでしょう。 しかも、売買が成立してかなりの年月が経った後でも その可能性があるということです。 当然、売主はその前の所有者(旧売主)にも同様の責任を追及できますし、 その物件を販売したデベロッパーや建設会社を 直接責任追及することも可能と思われま...(続きを読む)
- 中村 嘉宏
- (宅地建物取引士)
一級建築士さんの話1 私達でも見分けられる?
この事件が発覚してすぐの週末(2006.11.25)に、 弊社の建築アドバイザーである一級建築士の先生をお招きし、 構造計算偽造問題についてのセミナー(EMP主催)を行いました。 以下、セミナーでのお話をまとめました。 ・目視による(構造上の欠陥がある建物かどうかの)判断は不可能。 構造図と構造計算書のチェックによるしか方法はない。 ・「クラックが入って...(続きを読む)
- 中村 嘉宏
- (宅地建物取引士)
建築業界、検査機関への不信感。
いつから日本人は 仕事や職業に対する 誇り・プライドを無くしてしまったのでしょうか? 『不動産業界には 世間の常識や道徳に外れた行為が横行し過ぎている』 と以前から弊社メルマガにも書いていますが、 昨年11月、我耳を疑うような事件が発覚しました。 皆さんもご存知の通り、 姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽造問題が 社会的問題となっています...(続きを読む)
- 中村 嘉宏
- (宅地建物取引士)
IHヒーターで変わる空間
最近、オール電化の家をいくつか手がけています。 電気のエネルギー効率がいいと言うことでお得な面ばかりが強調されていますが、コストばかりでなく、IHヒーターの空間における効能について興味があります。 スッキリしたデザインはもちろんOKですし、掃除しやすいのも大歓迎です。特に火が出ない点が、インテリアの仕上げに大きな影響を与えています。 これまでのキッチンは、キッチンまわりに燃...(続きを読む)
- 高安 重一
- (建築家)
vol.4ランニングコストを抑えた24時間全館暖房
シリーズを読む この建物は地上3階建て一部2階に吹抜けのある空間です。中間の2階床コンクリートに空調ダクトを埋込み、そこに温風を循環させることで建物全体を暖める躯体蓄熱(くたいちくねつ)暖房としています。 躯体蓄熱暖房 レガレット社(スエーデン) エネルギーは安いところで灯油か深夜電力です。ここは灯油を採用。ボイラーでお湯を沸かして建物に送り温風に切り替えて吹き出して...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
vol.2ローコスト外断熱に''井戸堀り''?
シリーズを読む 建築で言うローコストとは初期建設コストを抑えると同時に維持管理の手間や費用を抑えかつランニングコスト(=主に光熱費)を抑える事をさします。 そこで井戸掘りです。脚注*1*1 何故、井戸かと申しますと、昨今の東京の夏はもう亜熱帯地方。防暑計画ならぬ冷却計画です。屋根と屋上から流します。1年中16度の地下水で建物を冷やそう。ってわけです。 勿論、...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
CASE 1 新橋の住宅の場合
既存の建物は築25年の建物で一部鉄骨造+木造の3階建て住宅でした。 1階を店舗にして2,3階を住宅で使用しており、1階から3階までをリフォームして 住宅に改造したいという要望でした。 色々とお話をうかがって、現状を調査した結果は下記の通りです。 ・外壁の改修が行われておらず、何らかの改修が必要(防水性のある塗装等) ・建物の気密性が悪く外気温の影響を受けやすい(サッシ交替...(続きを読む)
- 仲吉 厚志
- (建築家)
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