吉本 彰夫(歯科医師)- コラム「歯科の保険診療と自由診療の違いを教えて下さい(その4)」 - 専門家プロファイル

吉本 彰夫
噛み合わせ専門歯科。インプラント、矯正など質の高い治療を行う

吉本 彰夫

ヨシモト アキオ
( 香川県 / 歯科医師 )
医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 院長 歯学博士
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歯科の保険診療と自由診療の違いを教えて下さい(その4)

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歯科での保険治療と自由診療の違い 2014-05-30 10:34

そこででてきたのが混合診療という考え方です。

 

神経系の病気の方がいらしたとします。

この方がある一部の薬、特殊な薬を取り寄せてもらいました。

そしてその薬を使って治った。

その薬はすべて全額自己負担なのです。

 

ここで、疑問が出たのです。

もしこの治療を選択しなくとも従来の保険診療を受けたとしても

当然かかるべき入院費用

当然かかるべき検査費用

当然かかるであとう治療費

すべて全額自己負担なのです。

 

ここで疑問ももたれる方すごく多かったです。

しかしながらこれは裁判になり

裁判の最高裁の決定もでています。

すべて自己負担であると。

 

患者さんご自身でがそのようないい薬を探し出し

その薬を使いたいという方はいわば

贅沢である」という捉え方なのです。

 

 

車は今もまだ「贅沢品」です。

その「贅沢品」をあえて使う、所有するというのであれば

その人には「贅沢品」を所有できる余裕があるという考えになり

「自動車税」が課せられます。

みなさんも納めていらっしゃいますよね。

 

自動車税はそもそも昭和のはじめに戦争の費用調達のために

作られた税金です。

当時は、車を持つということは贅沢なことであったのです。

しかし、現代は、車はもはや生活必需品です。

 

歯科においては

見た目があまりにも悪いと

人々に与える影響というのがありますので一部混合診療というのが認められています。

しかしながらまだまだ

神経を残す治療であると

歯を残せる治療であるとか

失った歯を自分の歯のように再現するインプラント治療であるとか

殺菌剤を使用したインプラント治療であるとか

歯並びを改善する矯正治療であるとか

一切認めていません。

 

それは病気ではない

という考えです。

そんなものまで国の税金で負担はできない

という考えなのです。

 

 

つまり世のみなさまが「たったこれっぽっちの治療が保険診療でできないっておかしくないですか?

というような治療であったとしても

日本の国の国家予算は破綻にいたっているのです。

それは現在の日本の経済の様子を見ていれば

お分かりいただけるかと思います。

 

おそらく今後これよりよくなっていくとは

考えにくいでしょう。

 

噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院

http://www.8181118.com/

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