齋藤 進一(建築家)- Q&A回答「終の棲家の階段」 - 専門家プロファイル

齋藤 進一
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を

齋藤 進一

サイトウ シンイチ
( 埼玉県 / 建築家 )
やすらぎ介護福祉設計 代表
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新築の階段について

住宅・不動産 新築工事・施工 2010/02/15 13:15

新築の階段についてお聞きします。現在間取りが決まりこれから建築確認申請になります。階段にについてですが もともとオープンハウス等でも ちょっと勾配が気になってたんですが
間取りの最終確認時に 設計士より説明で 下3段は回り その後4−13段はまっすぐ上のホールへとなっています。
この間取りを身内に見せたところ、階段が13段であることと 勾配が気になるねと言われました。身内は三年前に新築しており その時に 建築中の時に 大工さんより 階段の段数をふやしましょうかとのアドバイスで 増やしてもらったそうです。階段の状況は 我が家と同じで 下3段は回り、その後は上までまっすぐです。 設計士に相談したところ 間取りが変わるのでできないといわれました。やっぱり1段増やすのは無理なんでしょうか。よろしくお願いします。

からまんぼうさん ( 大阪府 / 女性 / 39歳 )

終の棲家の階段

2023/02/02 09:01

(過去ログへの回答)
新築注文住宅の設計段階において、「階高」を決める際に天井高を高く取りたいなどのご希望がありますが、階段の段数や勾配を同時に加味することが重要になります。

建築基準法施行令では階段の寸法において、幅、蹴上、踏面、踊り場位置の4つが規定されていますが、最低基準寸法は高齢者が昇り降りするには厳しい勾配になります。

一般的に使いやすい階段基準は、蹴上×2+踏面=600mmと言われてますが、ショールームなどに階段を体験できるメーカもあるので実際皆さんが使いやすいと思う勾配を体感することが大切ですね。

高齢になって2階も使用できるか否かはADLを大きく分けるポイントになります。

階段昇降機や後付エレベーターも含め、設計段階で「終の棲家」対策をしておくことを、これから新築注文住宅をお考えの方にオススメ致します。

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