齋藤 進一(建築家)- Q&A回答「注文住宅で施主様の五感を意識する」 - 専門家プロファイル

齋藤 進一
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を

齋藤 進一

サイトウ シンイチ
( 埼玉県 / 建築家 )
やすらぎ介護福祉設計 代表
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日当たりが心配

住宅・不動産 新築工事・施工 2012/05/30 14:09

新築に向けて図面を書いてもらいました。ほぼ決定なんですが、少し心配なので質問させてください。
うちの土地は南道路に接道していて、東は家西はビニールハウス、北も家です。
土地間口が9.8m。
南向きなので、玄関とリビングを南に持ってきています。リビングに2560×2200の窓を入れてます。
リビング横にキッチン横並びのダイニング、ダイニングの前に和室です。
和室が東にあるので、一応上部に窓を設けていますが、隣が家なのであまり期待出来ない。
西の壁上部に600×500の窓を3つ設けてます。 
家の南から北まで11,000あります。
昼間は電気をつけなくてもいい日当たりの良い家が理想なのですが、この間取りで
それは期待出来ないでしょうか?
それと西に窓をつけているのですが、夏が暑くなりすぎないか心配です。

ミョンエチャンさん ( 愛知県 / 女性 / 34歳 )

注文住宅で施主様の五感を意識する

2021/11/01 15:48

(過去ログへの回答)
建設予定地において、近隣住宅からの影響(採光や生活音など)の想定は、調査時間によって変わってまいります。

日影図や模型でイメージしても、空間認識力は一般の施主様には設計士のようなイメージ力がないので、実際現地で空間を一緒にイメージしながら打合せするのがポイントだと感じます。

最近では、地域にも因りますが「ドローン」を飛ばし、予定している窓の位置から見える景色や太陽光の入り具合を施主様に映像で観て頂いている工務店さんもあるようです!

また、「人間の五感」は人によって様々ですので、特に「暑い・寒い」「明るい・暗い」「うるさい・静か」の感覚は設計者と施主様の間で同じイメージが持てるよう数値化して話し合いが出来るようにすることも大切です。

ハウスメーカーさんのようにモデルルームで打合せした「営業マン」、自社設計による「設計士」、現場で工事を仕切る「監督さん」と施主様との共通認識がズレるとトラブルになりやすいと言えます。

一方で、建築設計事務所の設計士であれば、打合せから現場での工事監理まで一本化できることで、施主様のご要望を逐次チェックできる利点があることが、あまり知られてないかもしれません。

これから注文住宅をお考えの方にもご参考になれば幸いです。

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