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グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)と心理的側面
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前回、グロインペイン症候群を有機論的見方で捉えていくことの重要性をご説明しました。
有機論的見方をすると、全体の関係性を統制している脳・神経系の機能的側面をみていくことの重要性が明らかになってきます。
その部分では、カイロプラクティックはとても優れた施術法だと私は考えています。
しかし、厳密に有機論的見方をするならば、カイロプラクティックも充分ではありません。
カイロプラクティックは、身体内での関係性を総合的に捉えてはいますが、身体外との関係性を含めた心と言う側面を捉えていないからです。
経験的にあると思いますが、緊張する場面で動きがぎこちなくなったり、痛みと言うのも主観的感覚ですから、心理的要素で度合いが大きく変動します。
大きなプレッシャーの中や、活躍できないモンモンとした心理状況では、カラダの機能面の低下を生じさせます。
当院では、心理的面を含めたケアを心身条件反射療法によって行なっていますが、その臨床現場では、逆に調子の良い自分への期待から機能面の低下を起こしていることも見えてきます。
そのような有機論的に心と身体の関係性を調和させることではじめて本質的原因からの改善が可能であり、あらゆるスポーツ障害には不可欠です。
手術のように結果に対するアプローチか、カイロプラクティックや心身条件反射療法のように原因に対するアプローチか、選手生命や早期改善には、どちらがベターな選択だと思いますか。
グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)含む、スポーツ障害でお困りの方は、ぜひご相談下さい。
山中英司
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