グループ
椎間板ヘルニアの現状
-
腰痛の今
2007-01-04 00:00
そこで、どうして椎間板ヘルニアと思うかを尋ねてみると、多くが病院でそう診断されているのです。
私は「またか・・」と言う思いで、「どのような検査をされましたか」と尋ねると、ほとんどの方が、レントゲンを撮られた程度。
この話を患者さんから聞くたびに、残念に思うのと同時に少し怒りも覚えます。
それはとても基本的なことなんですが、椎間板はレントゲンでは写らないからです。
そこで、100歩譲って、レントゲンで明らかに椎体と椎体の間に異常な感じが診られたとしても、それと症状が関連しているか、検査をしたか尋ねてみると、そのような検査はまったくされていないのです。
通常、椎間板により神経が圧迫されると圧迫を受けた神経支配に沿って、運動麻痺や感覚鈍麻が起こります。
そのような症状も訴えていない患者さんに対して、レントゲンだけを診て、椎間板ヘルニアと診断されているのです。
これが一般の常識のようになっている現状、患者さんにとっては悲劇だと思うんです。
椎間板ヘルニアと言われたという方、どのような検査をされたか確認してみてください。また、相談も受け付けますので、気軽にコメント書いてください。
次回、椎間板ヘルニアの論文を紹介していきたいと思います。
お楽しみに。
山中英司
治療院のホームページ http://www.hikaichiro.com/
私のブログ http://hikaiyamanaka.blog73.fc2.com/
治療院のブログ http://hikaichiro.blog73.fc2.com/
治療院外活動ホームページ http://jocoso.jp/hikaichiro/
「腰痛の今」のコラム
一般的に処方される腰痛の薬「リリカ」に治療効果なし?!(2014/12/21 15:12)
腰痛研究を紹介するサイトを開設しました!(2014/12/03 21:12)
脊椎分離症・すべり症で腰痛? 大丈夫ですよ!(2008/01/27 16:01)
脊椎分離症・すべり症でも運動して大丈夫?!(2008/01/26 19:01)
脊椎分離症・すべり症って何?(2008/01/25 19:01)