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機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)臨床報告 Vol1
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カイロプラクティック
自律神経の症状
2013-08-17 16:14
前回の記事、
前回、機能性胃腸症の概要や当院での主なアプローチをご紹介しました。
今回は、機能性胃腸症の臨床例を一つご紹介しましょう。
患者さんは、30代女性、会社員の方。
胃もたれと背中の張りを訴え来院。
お話を伺うと、
学生時代から胃は弱いらしく、
しょっちゅう、胃もたれや胸やけをおこすそうで、
今回は、
1週間前から、胃もたれと背中の張りが続いていて、
食欲もあまりなく、大分お困りのようでした。
まず検査でお腹の状態を確認してみると・・・
胃を中心にお腹全体が張って、
これでは、胃も働けないのは納得です。
さっそくお腹を緩めていきたいところですが、
やはり全体を整えてから。
傾向として、
全体から患部へと段階を踏んでアプローチした方が、
患者さんの負担が少なく、症状をとることができます。
また、
被害箇所と原因箇所を明確にする意味でも、
全体的なアプローチが不可欠です。
被害箇所とは、症状を出しているけど原因ではない箇所のこと。
これはよくあり、肩こりを例に挙げると、
肩が凝って辛いけど、コリを自覚している筋肉は被害箇所で、
原因箇所は、胸部の筋肉の過緊張。
胸部の筋肉が引っ張って、肩の筋肉に負担をかけてコリを生じているわけです。
今回の自覚症状も、
原因箇所が別の部位にあることも考えられます。
アクティベータ療法 で、全身のバランスを調整を行うと、
背中のバランスの崩れから、肩周り・首のバランスの崩れみえてきました。
そこを調整した後、一度、症状を確認してみると、
施術前の症状の程度を10段階評価の10とすると、
8程度まで軽減していました。
ちなみにこの時点では、症状の部位にはまったく施術を行っていません。
でも、全身は全てがネットワークでつながり合う生命体です。
胃だけ診て「異常なし」とはいかないですし、
実際に、全身的アプローチで、このように症状が軽減してくるわけです。
次に、アクティベータ療法で、取りきれない深部にある筋のハリを
サイト(SCIT) を用いて、丁寧に抜いていくと・・・
症状の程度が8から2へとさらに軽減!
感覚的には、余韻が残っている程度だそうです。
この深部のハリとは、慢性化している傾向があり、
ちょっと揉んだくらいでは、とても取ることは困難な硬く、そして深いハリです。
サイト(SCIT) のアプローチ法の一つ、筋肉操作は、
この硬い筋肉を瞬間的に緩めることにとても有効です。
せっかくですので、首・肩、背中も全体が張っていたので、
全身緩めると、本人もカラダの軽さと変化にビックリ!
「カラダってこんなに軽いもんなんですね~」
このケースは、合計2回で症状は改善。
カラダの軽さを知ってしまうと悪い状態に気づくことができるようになります。
ですので、メンテナンスで定期的に整えにご来院され、
快適に過ごしているようです。
私自身もカラダの軽さを知ってしまった一人ですから、
その気持ちよく分かります!
次回も、機能性胃腸症のケースをもう一つご紹介しますね。
お楽しみに。
山中英司
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