千田 純子(獣医)- Q&A回答「RE:17歳老犬の肛門周囲腺腫」 - 専門家プロファイル

千田 純子
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。

千田 純子

センダ ジュンコ
( 千葉県 / 獣医 )
ペット行動コンサルタントSENDA 
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17歳老犬の肛門周囲腺腫

人生・ライフスタイル ペットの医療・健康 2017/09/18 04:38

紀州犬18キロ室内飼いです。
かかりつけの獣医さんに、高齢と性格の問題で手術は無理と言われました。
性格は診察で唸り私以外には噛む恐れもあります。
肛門周囲腺腫と片側睾丸肥大ですが、肛門周囲腺腫が赤くジュクジュクした状態です。血が付きます。
日中は庭に出すのですが、便も周りにつくようで、その周辺に虫の卵らしきものを見つけ、すぐにシャンプーとフロントラインをしました。
二度倒れ、復活しましたが、二度目で足腰は弱って転びやすくなりましたが、まだ3キロくらい散歩に行きます。
食欲もあり、ドライフードも噛んで食べることもできます。
手術をしてくれる病院はあるでしょうか?
また、何か良い方法がありましたら、教えて頂けたら幸いに思います。

補足

2017/09/18 04:51

子犬の頃にアトピーと言われましたが、耳に外耳炎がありステロイドとラリキシンを使っていましたが、重い病気や手術歴はありません。睾丸肥大は7歳頃〜です。片側睾丸は腹部にあるだろうと推測されています。トイレもたまに失敗する程度までになりました。自分で外に行ってします。
ゆっくりですが、階段や段差も乗り降りできます。
本犬が楽に生活できるようにさせてあげたいです。
排便が辛そうです。

miomio70さん ( 埼玉県 / 女性 / 46歳 )

RE:17歳老犬の肛門周囲腺腫

2017/09/19 10:18

ペット行動コンサルタントSENDAの獣医師 千田純子です。

紀州犬で18歳、まだ散歩も行っているとのこと、大切に飼われてきてのでしょうね。

手術をした方が良いのでしょうが、18歳という高齢なので、麻酔に耐えられるかどうか他の病気がないかどうか血液検査やレントゲンなどの精密検査が必要になってくるのでしょう。

紀州犬は他人に警戒心が高く、血液検査やレントゲンをおとなしく撮らせてくれる犬は少ないです。

できることといえば、飼い主さんがバスケットマズル(口輪)を装着して、飼い主さんが保定ができて、血液検査や注射ができれば、もしかしたら、手術をしてくれるところがあるかもしれません。

当方では、警戒心の強い日本犬系のワンちゃんには生活に問題がなくても小さい時からバスケットマズルを装着する練習をしています。いざという時に役になっているそうで、多くの飼い主さんから感謝の言葉をもらっています。

動物病院では着けられなくても自宅で飼い主さんとなら装着できる犬がいるので、家で練習してもらって、飼い主さんにつけてもらうように指導しています。

最後までワンちゃんが居心地よく過ごせると良いですね。諦めずに頑張ってください。

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