千田 純子(獣医)- コラム「ペットの〇〇ブームは恐ろしい!」 - 専門家プロファイル

千田 純子
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千田 純子

センダ ジュンコ
( 千葉県 / 獣医 )
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ペットの〇〇ブームは恐ろしい!

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2016-03-27 09:38


先日、久しぶりにラブラドールのしつけを頼まれました。20年ぐらい前のレトリバーブームの時は、ゴールデンやラブラドールなど何百頭もしつけをしてきたのですが、この頃はめっきり少なくなりました。ペットの〇〇ブームというのは、とても恐ろしいものです。

私も1995年頃長年の希望だったラブラドールを飼い始めたのですが、まだその頃はレトリーバーブームの初期の頃でした。あれよあれよと言う間に、周りでラブラドールやゴールデンが増えていき、しつけ教室にはどっさりとレトリーバー種の犬たちが並びました。

最初の頃はまだ良かったのですが、数年経つと、攻撃性の問題や興奮性の問題が出てきて、遺伝性の疾患である、股関節形成不全などの問題も出てきました。ブームに乗って、性格や遺伝的な問題を無視した形だけの繁殖が行われて、ラブラドールやゴールデンの飼いやすい性格や、本来頑強であるはずの体質や体形すらも変わっていきました。

股関節形成不全や問題行動などの問題が大きくなり、レトリーバーブームは去って行きました。残されたのは、問題を抱えた犬とその飼い主さんでした。飼い主さんは、治療費や問題行動に悩みながら、その犬たちと暮らしていくことになりました。

一度広がった遺伝子疾患や、性格の問題はなかなか排除することが難しく、この頃やっと本来のラブラドールの形と性格に戻りつつあります。この十数年、本当にラブラドールを愛するブリーダーが利害を無視して繁殖してきた結果でしょう。

日本人は〇〇ブームに流されやすい国民性だといわれていますが、生き物での「〇〇ブーム」はその動物自体を営利の目的にしてしまい、結局はその動物自体を苦しめる結果になってしまいます。

今は「ネコブーム」が来ているとマスコミなどが囃し立てていますが、ネコが犬に比べて飼いやすいわけではありません。ネコはネコなりの問題行動などがあり、現在は外飼いは近所トラブルから100%室内飼いをしなければならないので、それなりのコツが必要です。自分の生活にあったペットかどうか、自分がそのペットと20年近い年月を暮らしていけるかどうか、十分検討してから飼うことが大切です。

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