小笠原 隆夫
オガサワラ タカオコラム一覧
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自己アピールの逆効果
ある学生さんとの面接でのやり取りです。 「自分の長所は“人が嫌がることに進んで取り組むこと”です」 「具体的にはどんな取り組みがありましたか?」 「学校の○○説明会に、クラスの誰か一人が代表として発表しなければならないのですが、みんな嫌がってやりたがらなかったのを、自分も嫌だったけど引き受けました」 自分の長所のアピールなのですが、この言い方や内容だと、相手の受け取り...(続きを読む)
そんな方法もあるのかと感心した今どきのコミュニケーション
先日、昼食で立ち寄ったお店の隣の席に、一見20代後半から30代前半くらいの男性が一人でいました。 食事後に新聞を読んでいたのですが、ときどき独り言のようにぶつぶつ何かを話しています。チラッと見ると、机の上にスマートホンがスタンドで立ててあり、どうも彼女か奥さんかを相手にビデオ通話をしているようです。 別に普通の電話のように面と向かって話し続ける訳でなく、どうもお互いが勝手に自分の用...(続きを読む)
「素直さ」と「問題意識」
皆さんの会社に、「素直で、現状を肯定的にとらえ、不平不満を言わず、多少つらいと思っても黙々と仕事をこなす社員」がいたとしたら、きっと上司や周りからの信頼も厚く、高い評価がされるのではないでしょうか。こういう社員は理想的な人材だととらえる人もいるでしょう。 しかし、こういう人を別の観点から見たときに、「問題意識がなく、改善提案ができない社員」という可能性があるかもしれません。問題意識を持...(続きを読む)
出戻り歓迎の会社、送別会禁止の会社
社員がいる限り、退職者が永遠にいない会社はありません。何らかの理由での別れはあるものですが、最近は一度退職してしまった人も、あらためて会社に呼び寄せたり、本人が復帰を希望すれば優先して受け入れをする「出戻り歓迎の会社」が増えています。 その人の働きぶりや人となりを知っていること、外の空気を吸った上であらためて自社を良いと思ってくれたことなど、出戻りを“より望ましいこと”ととらえる経営者...(続きを読む)
「自己裁量の程度」で変わる働く時間の感じ方
あるブログを読んでいる中で同じようなことが書いてあり、なるほどと納得したことです。 私が会社に在籍している頃は、自分がプライベートと考える時間に仕事が入り込んでくることがイヤでたまりませんでした。毎日の定時後も週末の休日も、そこが仕事にならないようにするために、できる限りのことを考えていました。 もちろん相応の責任感を持って仕事をしていましたが、一方で自分の時間を会社に奪われ...(続きを読む)
「能力不足」と「度量不足」
「アイツは能力が低い」「仕事ができない」と、他者の「能力不足」を批判する声というのは、程度の違いはあっても、ほぼすべての企業で聞かれるものです。この指摘のすべてが間違っているわけではないと思いますが、一方で私は「度量不足」ということを感じます。 “度量”とは、辞書によれば「他人の言行をよく受けいれる、広くおおらかな心」とあり、同じような意味の言葉では、“器の大きさ”“寛大さ”“ 寛容性...(続きを読む)
「幹事を困らせない人」は運が良くてチャンスも多い
今年は景気が回復しつつあるためなのか、お誘いを受ける忘年会の数が、例年に比べて増えている感じがします。私自身もそんな会合の幹事役をやる機会があります。 幹事経験がある方はわかると思いますが、出欠の返事を待っている中での、相手の反応パターンというのがあります。 幹事が困るのは、行く行くと言ってドタキャンが多い人、返事がいつも遅い人、行けたらいくなどとはっきりしない人です。 ...(続きを読む)
「叱られるとやる気を失う」と言われても・・・
日本生産性本部が行った「職場のコミュニケーションに関する意識調査」の中で、課長に対して「部下を叱ることについて、どのように考えるか?」という尋ねたところ、89%が「育成に繋がると思う」と回答し、反対に一般社員に「上司から叱られると、どのように感じるか?」と聞いたところ、56.8%が「やる気を失う」と感じていると回答したそうです。ただし42.4%は「やる気になる」と回答していて、感じ方が二分されて...(続きを読む)
“ブラック企業”と“ホワイト企業”に境目はあるか?
“ブラック企業”という言葉、ポピュラーなものとしてすっかり定着してしまいました。この反対語はたぶん“ホワイト企業”だと思いますが、こちらを耳にする機会は少ないように感じます。 ネットで“ホワイト企業”を調べてみると、それなりにいろいろな情報が出てきました。やはり基本的には優良企業といわれる会社に関する事柄ばかりです。“ホワイト企業ランキング”というようなものもありましたが、その中身は「...(続きを読む)
「嫌なのは初めだけ」ということも多いはず
私が新卒採用をお手伝いする時、説明会の進行をお任せいただくことがあります。その際参加者の緊張をほぐすために、簡単な自己紹介をやってもらうことがあります。決められた時間内に決まった内容だけで、できるだけたくさんの人と紹介し合うというルールでやります。 参加者の大半は、たぶん本音では初めものすごくイヤイヤです。言われたから仕方なくやっていますが、終わってみるとみんな明るい顔になり、お互いに...(続きを読む)
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