小笠原 隆夫
オガサワラ タカオコラム一覧
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「不満を言う人」は改善を考えて「面倒くさがり」は効率化を考える
もしも自分の部下が、不満分子的にいつも「不満を言う人」だったり、身軽に動かない「面倒くさがり」だったとしたら、普通はあまり好ましいことではないと思うでしょう。 何とか指導して改善しようと考えるか、それともあきらめてそれなりに扱うか、そんな対応になってしまうのではないでしょうか。 例えば、自分の指示命令にはいつも素直に従い、不平不満を言わず、何事も肯定的に捉えて働く部下がいたとしたら...(続きを読む)
「聴き上手」はやっぱり得をするという話
聞いたのは少し前になりますが、40年ぶりくらいに開かれたという、ある人のクラス会の時の話です。 かつてのクラスメイトの中で、自分が見て一番の出世頭だと思った人は、それなりに知名度がある文化人になっていたそうです。 その当時は成績も中くらいで取り立てて優秀ということでもなく、目立つ人でもなかったそうで、自分の方が、成績はトップクラスでよほど優秀だったそうです。 ただ、自分と...(続きを読む)
方針が示されないから制度が作れない?
今までいろいろな会社で人事制度策定のプロジェクトを実施してきましたが、初めに必ず、その制度のそもそもの目的や理念といったもののコンセンサスを作り、文書にまとめる作業をします。 「いま見えている課題をつぶす」という単なるパッチワークの意識に陥ると、制度本来の目的からどんどんずれていってしまうからです。 「人に優しい」と言っていたのに、全然優しくなかったり、「自律」と言っていたのに、強制や押...(続きを読む)
意外に熟練が必要と知った身近な仕事
日頃何げなく利用しているお店やサービスでも、そこで働く立場になったとき、利用している側では気づかなかったことは、結構多いのではないでしょうか。 つい先日、あるクリーニング店に行ったときのことです。私の前に一人のお年寄りがいて、“シルクの毛布”をクリーニングに出そうとしていました。 受付の人は最近入ったばかりらしく、値段がいくらになるのかをいろいろ調べています。どうも普通の毛布とシル...(続きを読む)
「私には無理です」というのは良くないことか?
ある会社の課長クラスの人から、こんな話を聞きました。 女性の部下が、自分の業務指示に対して、「私の能力では無理です」「私にはできません」などと言って、前向きに取り組もうとしないそうです。新人レベルではなく、それなりの社会人経験は持っている人です。 私もその部下の女性とは面識があって何度か会話したことがあり、もともとあまり自分に自信がなく、物事を悲観的に考えてしまうタイプのようでした。そう...(続きを読む)
そんなに「前の会社」が良かったのか?
わりと最近転職をした知人ですが、新しい会社になかなか馴染めないそうです。 転職先は旧来の年功的な制度がそのまま残っている会社のようで、そのせいもあるのか、男女間の差や総合職と一般職の壁の厚さなど、以前の会社とはかなり異なっていることが多く、このまま働き続けられるかの自信が持てないそうです。 「こんな考え方は古すぎないか」「こんなことは常識ではないのか」など、ずいぶん不満があるようで...(続きを読む)
始めるタイミングの善し悪し
ある会社で、人事を中心とした社内制度について話をしていた時のことです。 それなりの人事制度を作って運用している会社ですが、過去に実施した人事施策の中に、有用と思って導入したにもかかわらず、定着できずに立ち消えになってしまったものがいくつかあるそうで、それらへの取り組みを、またあらためてやり直したいとのことです。 過去に実施していたそれらの施策について聞くと、どれも比較的オーソドック...(続きを読む)
「ノルマ」と言うか、「目標」と言うかの違い
あるところで「ノルマ」「目標」について書かれた記事を目にしました。 仕事をする上では何をどこまでやるかという基準が必要であり、それがなくてはかえってモチベーションを低下させるという話で、そのことについては私も同感でした。 ただ、その基準を「ノルマ」というか、「目標」というかで、捉え方はずいぶん違ってきます。 私は「ノルマ」という言葉に対してあまり良いイメージが持てません。実際の...(続きを読む)
よく考えなければならない「学ぶもの」と「学び方」の関係
「起業セミナーに関するトラブル」が増えているという話題を目にしました。 きちんと運営されていて、内容が充実して有意義なものもあると思いますが、トラブルが増えているということは、そうではないものが多いということでしょう。 高額な受講料を請求するものもあるそうで、受講する側も注意する必要があります。 起業セミナーでは、それを実行するために必要な知識、スキルを得たい場合もあるでしょう...(続きを読む)
日本人はうまくいくほどネガティブになるという話
あるテレビ番組での内容ですが、「うまくいくほどネガティブな感情を持つのは日本人だけ」なのだそうです。 例えば「勝ってカブトの緒を締めよ」などといい、成功したり戦いに勝ったりしても気をゆるめず、さらに心を引き締めて謙虚になるようにと戒められます。 日本人の感覚からすると、それは良い心がけで好ましいことのように思いますが、勝っていて昇り調子の時にさらに上を目指そうとしない、うまくいっている時...(続きを読む)
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