小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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飛び越してもよい「情報収集」と飛び越してはならない「指示命令」
組織上のどんな立場でも、現場で起こっていることの「情報収集」は大事です。 社長や役員の現場視察や現場ヒアリングはいろいろな企業で行われていますし、直属の上司部下の関係だけでなく、それを飛び越えた意見交換や情報交換、懇親といったことも、仕組みの有無にかかわらず実施されていると思います。こんな「情報収集」に関しては、それが組織の枠や直属の関係を越えていたとしても、悪いことではありません。 ...(続きを読む)
ただの「会議」と「会議体」の違い
組織が拡大するとともに、会議の数が増えていくのはある程度は仕方がないことです。ただ、顔ぶれがほとんど変わらない会議がいくつもあったり、出席しても発言する機会がほとんどないような会議は、あまり有意義とは言えません。 組織運営上の課題で、「非効率な会議」がテーマに挙がることは良くありますが、真面目に会議の中身を吟味しようとすると、「あれは必要だ」「これは減らせない」などの意見が出てほとんど...(続きを読む)
就活の進め方の個性
ある企業で、すでに就活を終えた内定者の方々に、就活中の様子を聴く機会がありました。 企業研究のしかたについて尋ねてみたところ、ある人は「ちょっとでも興味を感じたところにはできる限り説明会に行って、その時に感じるもので選考に進むかどうか決めていた」と言っていました。 特に活動を始めたての頃は、自分にとっては“ハズレ”と言っていいような会社にも、ずいぶん当たったことがあったようです。そ...(続きを読む)
後回しにされがちな「人材開発」という仕事
「人材開発」という言葉を聞いたとき、皆さんはどのような捉え方をされるでしょうか。「人事の中の一機能」「社内研修担当」という感じが多いのではないでしょうか。中には「役に立つのかわからない研修を自己満足で企画しているような面倒な部門」などという否定的な捉え方もあるようです。 ただ、「人材開発」というのは、社内研修などと言う狭い話ではなく、“企業戦略に合致した人材像を定め、それに則った人材育...(続きを読む)
利益代表になってしまう困った管理職
現場主義と言えば聞こえが良いかもしれませんが、現場の利益代表になってしまう管理職の方が、ときどきいらっしゃいます。 こういう管理職の周辺で、一般的によくある構図というは、部下から見れば“物わかりが良い上司”、会社から見ると“全体最適を考えない上司”というように、部下からは認められているが会社からはそうでもないというような、接する立場によって評価が異なる場合ですが、一概にそうではないこと...(続きを読む)
過度と感じることがある「社内制度への期待」
それぞれの会社には、いろいろな社内制度があると思います。 私が関わる事が多いのは人事制度ですが、これを整備しようと考えるきっかけには、大きく二通りあります。 一つは会社の規模拡大や組織化の必要性に伴って、新たなステップを考えての場合であり、もう一つは、すでに運用している制度があるものの、方向性が合わない、思うように機能しないなど、実態との不整合が生じてきた場合のいずれかです。 ...(続きを読む)
「納得」は理屈だけでないということ
リーダーやマネージャーという立場になると、必ずしも部下の意にそぐわないことでも、納得させて実行しなければならない場面に必ず遭遇すると思います。 中には「部下の納得なんて不要だ!」という方もいますが、それはちょっと除外して、その他多くのリーダー、マネージャーという方々は、そのことについて一生懸命論理的に説明し、理屈のつじつまが合っていることを基本にして、部下からの納得を得ようとすることが...(続きを読む)
「周りが見えなくなる人」って本当に多いのか?
私のコンサルティング業務の一環として、いろいろな企業の採用面接をお手伝いする機会があります。 面接での定番の質問で、「ご自分の長所短所は?」という問いがありますが、私がお手伝いする企業でそうやって聞いたとき、短所として「一つのことに集中しすぎて周りが見えなくなる」と答える人が、何かとても多いように感じます。 今まで結構長い間採用面接に関わってきていますが、昔も今も変わらずにそんな印...(続きを読む)
「お荷物社員」に見る“協働”と“依存”と“責任”の関係
バブル期前後に入社した50代の社員が、「お荷物社員」と化していることが書かれた記事を読みました。 私自身はもう会社員ではないですし、“お荷物になることイコール仕事が無くなること”なので、あまり当てはまりませんが、自分の同世代にこういう状況の人たちがいるのは、何とも寂しい気がします。 コンサルティングの仕事を通じていろいろな会社に関わる中で、「高年齢であまり仕事をしない社員」は、残念...(続きを読む)
上からも働きかければ「提案」だってもっと出てくる
「うちの部下は自分から提案してこない」 「会議で積極的に発言する部下がほとんどいない」 こんな話を経営者や管理者の方々からたくさんうかがいます。確かにそう言いたくなる気持ちはよくわかります。 「俺たちの頃はもっといろいろ上司に言っていた!」などとおっしゃいます。実際にどうだったのかは判断のしようがありませんが、そう感じるところは確かにあるのでしょう。 ただ、私が思うのは、...(続きを読む)
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