小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 目に留まった事 のコラム一覧
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その「発言力」は正当なものなのか
もう一昨年のことになると思いますが、美術展覧会の日展(日本美術展覧会)で、不正な審査が行われていたという事件がありました。 書道界の重鎮が「書」の一部門で、有力会派に入選者数を割り振るよう審査主任に指示していたということです。 この報道の中で、興味深く感じたコメントがありました。それは「芸術家には一般的に純粋な人が多いので、少数の野心家に牛耳られやすい」というお話です。 不正な...(続きを読む)
就職面接は「準備が大事」か「成り行き重視」か
いろいろな会社で、採用面接をお手伝いさせていただく機会がありますが、最近感じるのは、かなり時間をかけて面接準備をしてきたと思われる人が増えたことです。 かつては、どう見ても準備をしたような形跡がなく、まったくのぶっつけ本番と思われるような人に出会うことがよくありましたが、最近はめっきり減ったように思います。 基本的には就職活動が難しくなっていることに原因があると思いますが、面...(続きを読む)
パワハラが起こりやすい職場の共通点
昨年のことですが、あるプロ野球チームのベテラン選手が、選手登録を抹消された理由を自身のフェイスブックに書いたことが話題になっていました。 「降格の仕方がパワハラ的だ」という監督批判と、その逆に「愚痴をネットで言うのは良くない」という選手批判の両方があったようです。 「パワハラ」というのは、事実関係がどうあれ、受けた人がそうだとと感じてしまえば、それは「パワハラ」になってしまいますが...(続きを読む)
「個」に注目しなければ成り立たない時代に
最近のカフェや飲食店でのサービスを見ていると、マニュアルだけで済ませないサービスの比率が増えているように感じます。 必要なマナー、言葉づかいといった点でのベースはあるものの、それ以上は個々のスタッフが、それぞれの顧客の様子を見て、それぞれの事情に合わせたより良い対応を考えながら接しています。 マニュアル的な要素が強いと、訓練された安心感はありますが、笑顔や丁寧さがあっても、少し事務...(続きを読む)
ある会社の「怒鳴る部長」は、結局感情だけだった
少し前のことになりますが、ある会社の部長さんに関するお話です。 この方、とにかく自分の部下を怒鳴るのです。私のような外部の人間が近くにいたとしてもお構いなしです。今であれば確実にパワハラとして扱われてしまうと思われるレベルでしたが、それがそのまま通ってしまっていたようです。 たまたま怒鳴っている内容を聴いてしまった時、その中身は些細なことも大事なこともいろいろでしたが、普通に...(続きを読む)
ただ安定を求めようとする姿勢が気になる「定年まで働きたい新入社員」
これは昨年行われた調査ですが、日本能率協会が新入社員に向けて、独立・転職志向について聞いたところ、「定年まで勤めたい」との回答が、調査開始以来初めて、50.7%と過半数に達したという話題がありました。たぶんこの傾向は、その後もあまり変わっていないだろうと思います。 新卒者が3年以内に辞める割合が3割などと言われ、この調査結果とは相反する実態もある訳ですが、職務経験がない新入社員を採用す...(続きを読む)
「あうんの呼吸」に頼るマネジメントの弊害
あるウェブ記事に、『新人に「分かった?」と聞けば、「分かった」と答えるに決まっている』というものがありました。 教えたり指示したりした後、「分かった?」という言葉で簡単に終わらせず、理解度をきちんと確認することが大事で、その言い方も否定的、威圧的に受け取られないように工夫する必要があるという内容でした。 書かれていることはその通りで、実践していかなければならない内容ですが、私が現場...(続きを読む)
うまく巻き込んでいるのか?、それとも振り回しているだけなのか?
私がよく関わる人事制度構築のように、企業内の仕組みづくりの場面では、「他人を巻き込む力」はとても重要になります。 それに限らず、会社の中で何かを変えよう、何かを直そう、何かを始めようといった時には、周りにいるできるだけ多くの人から賛同され、直接間接を問わずにサポートしてもらう事が、間違いなく必要になります。そうやって周りの人を「巻き込んでいく力」を持った人がいれば、様々な課題を少しずつ...(続きを読む)
仕組みがなければ伝わらない、先人も意識していた「知識・技術の伝承」
2013年に伊勢神宮で行われた式年遷宮(しきねんせんぐう)について聞いたお話で、とても印象に残ったことがあります。 式年遷宮は、1300年間に渡って続けられている20年に一度の大祭で、社殿をすべて造り替え、殿内の神宝などを新調して、御神体を新宮へ移す一連の儀式をいい、この時行われたのは“遷御の儀”といって、そのクライマックスにあたるものだそうです。 この“社殿を定期的に...(続きを読む)
「スイッチオフ」のタイミングが早い気がする新人さんたち
今はちょうど新人研修真っ盛りの頃だと思います。私もいくつかの会社でお手伝いをさせて頂いています。 私は基本的に、新入社員を含む最近の若手社員は、素直で能力が高い人たちだと思っていますが、その一方で「ゆとり世代は・・・」との言い方に代表されるような、批判的な話も耳にします。 ある会社にうかがった際も、ご担当の方からさっそく、「今年の新人に態度のよろしくない者がいる」とのお話がありまし...(続きを読む)
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