小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 目に留まった事 のコラム一覧
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自分で「現場主義」というマネージャーは本当に現場主義なのか
日本企業の強みは「現場力」にあると、よく言われます。経営面の弱さの裏返しと言えなくもないですが、海外企業に比べても、現場の強さではまだまだ優位性を保っている部分がたくさんあると思います。 経営者やマネージャークラスの人でも、「自分は現場主義だ」とおっしゃる方がたくさんいます。現場を回り、現場の人と直接コミュニケーションを取り、そこで得た情報を経営判断やマネジメントに活かそうとしています...(続きを読む)
以前から拭えない「ワーク・ライフ・バランス」という言葉への違和感
仕事と仕事以外の生活を調和させ、誰もが働きやすい仕組みをつくることを指している「ワーク・ライフ・バランス」という言葉は、もうすっかり定着した感があります。 とかく働き過ぎになりがちな日本のサラリーマンは、しっかり取り組んでいかなければならないテーマであると思います。 ただ、この「ワーク・ライフ・バランス」という言葉について、もうずっと前からですが、私はどうしても違和感が拭えません。...(続きを読む)
「決めるまで」にかかる時間の差と組織体制の関係
人材関係のビジネスをされている方と最近お話ししている中で、私も同じように感じたことがありました。 企業支援を人事や人材開発、組織といった切り口でしようとしたとき、その窓口になるのは中小企業であれば経営者自身か担当役員クラスの方々が多く、中堅以上、大手企業となると、人事部門をはじめとする管理部門のどこかのご担当者になります。 人にまつわる課題というのは、組織の中では幅広く存在す...(続きを読む)
「管理」と「マネジメント」の間にある微妙で大きなニュアンスの違い
「マネジメント」という言葉を日本語で表現しようとした時、一般的には「管理」と訳されることが多いと思います。「マネージャー」といわれれば、「管理者」「管理職」と言い換えられることが多いでしょう。 この「管理」という言葉の意味を調べてみると、「ある基準などから外れないように、全体を統制すること」とあります。 組織マネジメントにおいて、確かにそういう側面はありますが、「マネジメント」とい...(続きを読む)
うのみにするばかりではいけない「顧客要望」
あるテレビ番組で、「こんなものがあったら良い」という意見を、実際に試してみるという企画が放送されているのを偶然見ました。 私が見たのは、アパレルショップの店員さんから声を掛けられるのがわずらわしいというお客さんの意見が多いので、お店の入口を“通常の接客”と“声をかけない接客”に分け、お客さんが希望する接客の側から入店してもらうようにするとどうなるかというものでした。 来店した...(続きを読む)
自分のキャリアを明確に決める必要があるのか?
少し前のことになりますが、新卒採用活動の中で実際にあったことです。 ある応募者の学生さんとの最初の面接を行う際、提出された応募書類を見ると、勉強してきた内容としては、自社の事業で活かせそうなことがいくつかありました。 少し期待しながら面接にのぞむと、その学生さんは、「御社の○○部門の○○プロジェクトに興味を持ちました。その仕事に関わることができるならば御社を志望します」と言い...(続きを読む)
「やりたい仕事」と「向いている仕事」は同じではない
会社を辞めていってしまう人が、その理由として挙げる中に、「この仕事は自分に向いていない」というものがあります。 こういう人に、「では何が向いているの?」と尋ねてみた時、明確な答えがもらえることはそれほど多くありません。なぜ答えられないかという理由は明らかで、「向いている仕事」というのは、自分の主観ではなかなかわかりづらいことだからです。 会社にいる限り、やりたくない仕事や理不...(続きを読む)
「良くない人事評価」は納得されないことが当たり前?
ボーナス支給が間近に迫ったこの時期、そのための人事評価結果が確定したという会社がほとんどだと思います。 人事制度の中で、「評価への納得性」はとても重視されることです。様々な基準や手順を決めて公正さを担保する、個別に結果説明の機会を設けるなど、納得性を高めるためにいろいろな取り組みを行います。 しかし、その結果として、必ずしも納得が得られる訳ではありません。どちらかといえば納得...(続きを読む)
最近感じる「やればできる」の強要
少し前のことですが、千葉市議会は、市立小中学校などの教室にエアコン設置を求める請願について、これを不採択にしたという話がありました。 「トイレ改修が優先」など、主な理由は予算面のようですが、議員の中からは、「環境への適応能力をつけるにはある程度、耐える能力を鍛えることも必要だ」などという発言があったそうです。 要は「我慢させるのも教育で、やればできる」ということのようです。 ...(続きを読む)
「報告をしない部下」のいくつかの原因
「部下がちゃんと報告してこない」という話を、いろいろな会社のマネージャーの方々から聞くことがあります。 大きく分けると、「報告すること自体を忘れている」ということと、「あえて報告することを避けている」ということの二通りがあるようです。 「報告を忘れている」という人に聞くと、本人は本当に失念していて、ものすごく反省していたりするので、特に悪気は無さそうです。 忘れてしまうと...(続きを読む)
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