小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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良いことばかりでないかもしれない「研修制度の充実」
採用活動のように、特に対外的な自社のアピールが必要な場面では、「整った研修制度で能力を伸ばすことができる」など、「研修制度の充実」を掲げる会社をよく見かけます。 また応募者の側も、特に新卒採用や未経験者採用の場面では、「研修制度の充実」を会社選びの条件とする人が多いように思います。 「教育環境が整っている中で教えてもらいたい」「優秀な上司に自分を成長させてもらいたい」など、自分の能...(続きを読む)
「在宅勤務」にはあまり前向きでなかった人たち
最近はテレワークの環境も整備され、その条件はそれぞれあるものの、在宅勤務を認める会社が増えてきました。一部の官公庁でも、「企業にワークライフバランスを推奨している霞が関から手本を示したい」など、子育てや介護中の職員を中心に、自宅で勤務できるような制度を導入しはじめています。 特に大震災の直後は、事業継続計画(BCP)との関係もあって、在宅勤務を検討する企業が増えていて、私もそのために必...(続きを読む)
年を重ねた上での名誉欲の理由
この時期は様々な企業や組織で、人事異動や役員改選など運営体制の変更が行われますが、これは別の何人もの方々から奇しくも同じように聞いたお話です。 それは、業界団体や親睦団体などで、一部の人が役員に居座って組織を私物化していたり、不透明な役員選出をしていたり、定年制や多選制限などの決まりを反故にしようとしたり、肩書を欲しがる割には何も仕事をしないなど、組織の運営体制を批判する内容でした。 ...(続きを読む)
「奇抜な採用活動」には思い込みが隠れていないか?
これはいつの時代でも挙がる話題ですが、他社とは一線を画した「奇抜な採用活動」が紹介されることがあります。 少し前に目にしたところでは、ウェブサービスの有名企業で、新卒の採用試験の様子をドキュメンタリー形式で動画公開しているというものがありました。それなりに話題を呼び、注目されることでの自社PR効果も十分にあっただろうと思います。 また、東京のある企業では、「マッチョ枠」と称して、運...(続きを読む)
お金へのこだわり方からうかがえる職業観の違い
少し前のことになりますが、アメリカのAmazon社が、同社を辞める社員に、勤続1年ごとに1000ドルずつ、最大5年分までの最高5000ドル(約50万円)を提供する制度を始めたという話題がありました。 その背景は、同社としてはできるだけ社員に留まってほしいと考える一方で、「お金を受け取れば仕事を辞めてもいい」と考えている社員は、会社の長期的な展望に満足していないと見なして、その人たちに去...(続きを読む)
男女の間の“差別”と“区別”の違いという話
ある会社での打ち合わせの中で、「そういう仕事は女の子にやってもらえば良い」という発言がありました。 この「女の子」というフレーズを持ち出す人を見ていると、男女の特性に合った役割分担を考えているというよりは、いわゆる男尊女卑や、男は仕事で女は家庭というような、わりと古いイメージの価値観を持っていると感じることが多いです。 それはまったく好ましいこととは思いませんが、ただ、会社で...(続きを読む)
「内定辞退阻止」は早期退職を促進してしまわないか
今年4月入社の新卒者の就職活動は、景気回復による売り手市場の様相でした。 そのため企業側では、内定辞退を恐れるあまり、内定者が他者の活動ができなくなるように囲い込んだり、内定を出すことと引き換えに就職活動を終えるように迫ったりする“就職終われハラスメント”、略して「オワハラ」が問題になりました。 他にも、入社意欲を高めるノウハウを学ぶ「内定辞退防止研修」や、内々定者が交流するSNS...(続きを読む)
採用面接で思う「主観を集めれば客観になる」ということ
採用面接を通じて応募者に向き合っていると、常に迷いが付きまといます。応募者の能力評価という側面だけでなく、社風や既存社員との相性、仕事の適性なども合わせて見極めるということなので、そうそうはっきりと線引きできるものではありません。 もちろん、問題なく合格、逆に絶対に不合格ということはありますが、大半の場合はその間のグレーゾーンに入ります。採用基準を客観的に表現するというのは、現実にはなかなか...(続きを読む)
通勤がないことであえて思う「通勤時間」のメリット
ある調査によると、「通勤時間が40~60分」の夫を持つ妻の6割が、「夫が家族サービスをしてくれる」と答え、仕事とプライベートの切り替えができていて、家族との心理的な距離も近いのだそうです。この通勤時間が長くなるほど、「家族サービスをしてくれる」という実感は減少傾向にあるということでした。 私自身、会社員だった時代は、何度かの事務所移転があったりするなど、勤務場所が変わることはありました...(続きを読む)
日本人に多い「残業が美徳」の潜在意識を変えるには
内閣府が発表した「ワーク・ライフ・バランスに関する個人・企業調査」によると、社員は残業が評価につながると考えているのに、会社は人事評価で考慮していないと感じていて、個人と企業の認識のギャップが浮き彫りになったという記事が掲載されていました。 この調査内容を細かく見ると、ギャップが浮き彫りになったと言い切れるのかと思う部分はありましたが、少なくとも何らかの認識ギャップがあるのは確かだろう...(続きを読む)
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