小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - お勧めの取り組み のコラム一覧
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自分の「客観的な現在位置」を知ることの大切さ
ある法事でうかがったお寺のご住職がお話になっていたことです。 ご住職は将棋が好きで、よく将棋を指すのだそうです。ただ、本当に弱くてなかなか勝てないそうです。 ある日も将棋を指していて、相変わらずのように負けてしまいました。対局後のお相手に、「やっぱり私なんかではかないません。お強いですね」と声をかけたところ、その人から返ってきた言葉は、「いや、私が強いのではなくあなたが弱すぎるんで...(続きを読む)
男性では理解しきれない女性の「職場の悩み」
日本産業カウンセラー協会が「働く人の電話相談室」で受け付けた相談のうち、約6割が女性からのもので、悩みを抱える人が男性の2倍以上に上るのだそうです。 また、相談があった悩みの3割は「職場の悩み」で、そのうち4割は「人間関係」、さらにここに「パワハラ」や「いじめ」といったものまで含めると、7割近くが「同僚」や「上司」との人間関係に関わるものだそうです。 女性の方が周囲との人間関...(続きを読む)
課題の「起死回生」を望むことで遠ざかってしまう解決
私たちのように、企業を支援するコンサルタントの役割というのは、企業が持っている何らかのテーマ、問題、課題に対して、客観性と専門性を持って解決するということです。 課題が何もないという企業は、世の中にはたぶんないでしょうから、そう考えれば存在しているすべての企業が、ご支援の対象になる可能性があるということです。 そんな訳ですから、企業から頂くご相談や仕事の引き合い、ご要望というのは、...(続きを読む)
「お試しできっかけを」という話
あるテレビ番組で、若者に消費を促すには「お試しできっかけを与えることが良いのでは」という話がされていました。 若者の消費意欲が少なくなっているという話がありますが、これは、ただ収入が少ないとか節約したいなどというばかりではなく、ネットなどの間接的な情報だけで、持っていないものでも使った気になったり、食べたことがないものも食べた気になっていたり、行ったことがないところでも行った気になって...(続きを読む)
「余裕」と「ムダ」の境目
最近ある知人から聞いた話です。 社員が5人ほどの設計事務所ですが、このところ急激に仕事が増え、直近の決算では事務所として過去最高益なのだそうです。 少し前には本当に仕事が少なく、「社員に辞めてもらわざるを得ないんじゃないか」「事務所自体も続けていけるのだろうか」というような厳しい状況だったそうですが、みんなで協力して何とか持ちこたえているうちに、景気の潮目が変わったせいか、急激に良...(続きを読む)
面接して初めてわかった適性テスト結果の矛盾
新卒採用を行う中であったエピソードです。 ある応募学生の適性テストが、ちょっと不思議な結果でした。基本的な素養が総じて高い人でしたが、唯一「積極性」という項目の点数が、あまり見たことがないくらい低い点数でした。 一般的な例であれば、そういうタイプの人は、「積極性」とつながりが深い、「行動力」や「活動性」といった指標も比例して低いことが多いのですが、この人についてはそんな関連性...(続きを読む)
アメリカ企業は「機能体」、日本企業は「共同体」という話で思ったこと
以前うかがったお話が興味深かったので、ご紹介します。 同じ資本主義経済であっても、アメリカと日本では企業の捉え方が全く違うというお話でした。それが表題の「機能体」と「共同体」ということです。 アメリカの場合、企業というのはあくまで収益を上げる「機能体」として認識されていて、すべて経済原則で動くのだそうです。 あくまで自分たちの利益を追い求め、損するとなれば法に触れない限りは約束...(続きを読む)
「協調」を“強調”しすぎると起こること
日本の会社では、強い個性や自己主張を好ましく捉えないところがあるように思います。 「協調性がない!」と言われれば、良い意味であることはほとんどないでしょう。周囲の人と合わせない、話を聞かない、自分勝手である・・・。そんな文脈での批判的なニュアンスであることがほとんどだと思います。 組織の中で、協調性はもちろん大事ですし、チーム力の向上を考えれば不可欠です。特に日本人的な強みとして、...(続きを読む)
損害が見えづらい「人事制度の不都合」を見るための取り組み
私がご依頼を頂くテーマとして、「人事制度の見直し」があります。見直すということは、何かしらの不都合や、思い通りになっていない状況があるということです。 「うまくいっていない」ということは、表現を変えれば「失敗している」とも言えるはずですが、現状の人事制度に対して、そういう評価をしている会社に出会ったことはほとんどありません。 考えてみればそれは当然のことで、「うまくいっていない」と...(続きを読む)
「情報共有」に自信を持つ社長のちょっとずれた感覚
私は会社全体での情報共有、認識共有は、業績向上のために重要な要素の一つだと思っています。 そんな話をしたとき、賛同してくれる社長とそうでない社長がいますが、あまり肯定的ではない社長がよく言うのは、「情報を伝えてもどうせ理解できない」ということです。 そんな時に私は、「情報を出さなければ理解者はゼロだが、出せば少数でも理解できる人がいるかもしれない」と言います。情報共有、認識共有のた...(続きを読む)
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