小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
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「森林の世代交代」が企業の組織作りと共通しているという話
少し前のことになりますが、テレビでコメンテーターなども務められている、大学教授で造園家の涌井史郎氏が講演で話されていたことが印象に残りました。 森林の世代交代という話をされていて、それは「森林で古い木が幅を利かせていると、木の世代交代が行われない」ということでした。古株の大きな木が枝を張っていると、下まで光が届かないために、新しい木が育たないのだそうです。 この古くて大きな木の枝を...(続きを読む)
嘘をいうつもりがないのに、結果的に嘘になってしまうこと
「嘘も方便」などといい、それを実践するかのようにうまく立ち回る人がいます。 私の周りにはいませんが、そういう行動をする人に関する話を聞いていると、やはり最後にどこかで恨みをかったりトラブルを起こしたりして、結局はお互いの縁が切れてしまうことが多いようです。 嘘を言う人は、周りにいる顧客、社員、その他関係者から信頼されず、中長期での安定した関係を築くことはできません。それはビジネスそ...(続きを読む)
リーダーを育てる「“適度な”権限委譲」
先日もある企業で、「リーダーが育ってこない」というお話をうかがいました。 その内容は、 「現場に行かないで管理資料作りのデスクワークばかりしている」 「リーダーとしてやるべき仕事(特に人材育成)に取り組もうとしない」 「コミュニケーションが事務的」 「責任感が薄い(自分の責任で何かをやろうとしない)」 「部下をまとめることができない」 などというものでした。 このあたり...(続きを読む)
「協調性」が行き過ぎて「依存性」となっていないか
仕事をする上では、何から何まで自分ひとりだけでできる訳はなく、いろいろな方々からの支援や助言を得ながら、他者と協調することは大切です。チームで動く方が大きな成果が得られますし、私自身も今までの経験から、チームで何かを達成する喜びは知っているつもりです。 あくまで自己評価ですが、自分ではそれなりの「協調性」はあると思っています。 その一方で、大きな組織に属している訳ではない今の自分の...(続きを読む)
「意見がない」のか、「意見があっても言えない」のか
ある会社での、部長とリーダーのやり取りからです。 部長はリーダーに、「もっと積極的にいろいろな提案をして、自分から動いてほしい」と言っています。全般的に自分から率先して動き出したり、周囲を巻き込んだりしていくような行動が、少し不足しているようです。 これに対するリーダーの反応は、「はい・・・」「そうですね・・・」と今一つ前向きな感じではありません。性格的にはちょっとおとなしそ...(続きを読む)
「良い失敗のさせ方は難しい」という話
ある会社の社長とお話をしていて、たまたま人材育成の話になりました。 まずお互いに言ったのは、「失敗する経験は大事だ」ということです。 失敗をしないで済むならば、それに越したことはないのかもしれません。しかし、失敗しなければ身に染みてわからないことはありますし、失敗を通じてでなければ学べないこともあります。 自信をつけるためには成功体験が大事ですが、失敗体験とそれに対する反省がな...(続きを読む)
日本人が「実は海外勤務に向いている」という話
グローバル人材の重要性が言われるようになってから久しいですが、企業の課題として挙げられることもまだまだ多いですし、グローバル対応や人材育成に苦労している企業の話もよく聞きます。 私自身は海外ビジネスの経験がほとんどなく、海外生活をした経験もありませんので、あくまで自分の中にある漠然としたイメージだけですが、「日本人には言葉の問題もあるし、自己表現や意思表示が得意でない面があるので、外国...(続きを読む)
「変えられない人」の3つのタイプ
周りのいろいろな人たちを見ていると、軸は持ちながらも柔軟性があって、いろいろな意見を取り入れながら変革していく人がいる一方、あまり他人の意見に耳を貸さず、自分の考えを変えようとしない人がいます。 自分自身の行動を「変える」というのは確かに難しいことではありますが、こういう「変えようとしない」人たちを見ていて思うのは、多くの場合で「変えない」というよりは「変えられない」ことが多いということです...(続きを読む)
「高い自己評価」と同じく接し方が難しい「過小評価と自己犠牲の人」
人事評価制度の中に、「自己評価」の仕組みを取り入れている会社は多いと思います。 ここで、評価者の側では感じることがあると思いますが、この「自己評価」がいつも高いという人がいます。 その理由として、単なる自信家ということもありますが、「自己評価」をアピールの場と捉えていて、実績を過剰に主張している場合もありますし、そもそも評価基準があいまいなために、「自分は頑張ったから」という感覚的...(続きを読む)
「本気かどうか」は自分にしかわからない
少し前のことになりますが、ニートや引きこもりの若者の就労支援をしている厚生労働省の広報ポスターに対して、現場関係者などから批判が出ているという話題がありました。 「キミはまだ本気出してないだけ」との応援メッセージが、職に就けない責任を個人に押しつける印象を与えているからだそうです。 厚労省の担当者は「“本気”には“本当の気持ち”という意味や、どんな思いでも打ち明けてほしいという願い...(続きを読む)
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