小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 - 現場の事例・私の体験 のコラム一覧
839件中 71~80件目RSS
「この話は役に立つのか」と言い続ける人が損していると思ったこと
まだコロナ禍以前で集まりが頻繁にあった頃ですが、ある会合のセミナーの後に、いつものように懇親会がありました。 そこで以前から何度か見かけたことがある、たぶん年齢60代前半くらいと思われる男性が、私に「今日のセミナーの内容は、皆さんは聞いていて役に立つのですか?」と聞いてきました。 セミナーテーマは当然事前に告知されていますし、この時の内容は、心理学的な知見をコミュニケーションやマネ...(続きを読む)
選択権があるようで実は選べないこと
数年前の小さな話題でしたが、その当時サッカーのスペインリーグに在籍していた日本人選手が、スペイン国王の来日にあたっての首相晩餐会に招待され、それに出席するために帰国することになったというものがありました。 シーズン真っ只中で、公式戦の欠場が必須だったため、選手個人への批判的な意見まであったようですが、クラブ幹部が招待を特別に名誉なこととして受け止め、チームの知名度アップなども考えたクラブ...(続きを読む)
あえて「リモートワークには向かわない」という考え方
コロナ禍を機に、在宅勤務をはじめとしたテレワーク、リモートワークを導入する企業が大きく増えました。 私の周りでは、すでに制度として定着して、週数日からほぼ毎日すべての仕事を在宅で行っているような人がいる一方、一時期は在宅勤務が実施されていたものの、現在はほぼ元通りの出勤体制となっている人もいて、リモートワークに対する姿勢は会社によってさまざまです。 私自身は、コロナ前からリモートワークがほ...(続きを読む)
「他人への期待」に関する良し悪し
ある知りあいの社長には、自分の後継者と考えている期待の人材がいます。 社長からは常に期待と信頼を伝え、様々な場面に同行させて、自分が持っているものをその人にできるだけ伝えようとしています。期待されている本人も、社長の思いを理解して一生懸命に頑張っています。 社長によれば、まだまだ不足していることも多いようですが、自分の力がおよぶ限りは支えていこうと考えているとのことです。 一方...(続きを読む)
「社員への優しさ」に関する視点の違い
基本的な法律すら守らない「ブラック企業」の話題が相変わらず多いこともあり、その反面で「従業員満足」を重視する会社が増えています。 「従業員満足」は個人の主観による部分も多く、例えば給料が高ければそれだけで満足するというものではありません。「仕事が面白い」「人間関係が良い」「社会貢献できる」「福利厚生が充実」「企業の知名度がある」など、満足を構成する共通要素は存在するものの、それでみんな...(続きを読む)
「言えば通るかもしれないから」というクレイマーの話
数年前のことですが、ある私鉄の車掌が、乗務する電車が人身事故の影響で運転中止になった状況説明に当たっていたところ、複数の乗客から詰め寄られたことに耐えきれなくなって、制服を脱ぎ捨てて線路を走り出し、高架から飛び降りて重傷を負うという事件がありました。 この車掌の行動は認められるものではありませんが、乗客6、7人に囲まれて喧嘩腰のクレームを受けていたらしく、当初は冷静に対応していたものの...(続きを読む)
やってみなければ「無駄」かどうかはわからないという話
特にビジネスの場において、「無駄」は好ましくないもので、できる限り避けるべきものと考えることが多いと思います。無駄なく効率的に物事を進めるのが良いことで、みんながそのことに向けて工夫や努力をしているでしょう。 少し前のことですが、この「無駄」について書かれた二つの記事を目にしました。 一つは昨年107歳で亡くなった著名な女流画家の篠田桃紅さんの、「103歳になってわかったこと」という著書が...(続きを読む)
人事制度改革で「あまり変えないでほしい」と言った社長
数年前の話になりますが、人事制度改革を検討しているという企業にお話を聞きに行った時のことです。 社長から直々に、今の制度の課題、基本的な考え方、進めたい方向性などの話をしていただきました。そこから感じたのは、課題はいろいろな企業で同じように起こっているものであることと、同様の他社状況から見て、制度と運用の両面でそれなりに時間をかける必要があることでした。 ただ、最後に社長が一言、「できれ...(続きを読む)
グーグルが見つけた「心理的安全性」で自分が経験したこと
グーグルが以前おこなった、生産性の高いチームの共通点を探すプロジェクトの一つの結論として得られた「心理的安全性」という言葉は、ずいぶん一般的に使われるようになりました。 「心理的安全性(psychological safety)」は心理学用語ですが、チームメンバーの一人ひとりが、そのチームで気兼ねなく発言できる、本来の自分を安心してさらけ出せるといった雰囲気や、他者への心遣いや共...(続きを読む)
「仕事」がなければ「余暇」もない?
少し前になりますが、その当時ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の社長だった前沢友作氏が、仕事に対する考え方を語ったインタビュー記事がありました。 「嫌なことをするために会社に行く必要はない。みんなが好きなことをやってうまくいく会社が僕の理想」と言っていて、他にも 「“売り上げを伸ばそう”とか“利益をあげよう”とか、思ったことはなく、それより楽しみながら働ける会...(続きを読む)
839件中 71~80件目