小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 のコラム一覧
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「通勤手当」と「職住接近」の話
あるブログ記事で、「通勤手当なんて廃止すべき」というものがありました。 会社が通勤手当を支給するということは、「“本来の仕事”と“通勤電車に乗るという仕事”の抱き合わせ販売だ」との主張で、通勤手当を廃止すれば、近い住居を選択する人が増え、朝から疲れて出社する人が減り、「全員が得することを意味します」とのことです。 私がいろいろな企業経営者とお話しする中でも、この「通勤手当」が話題に...(続きを読む)
使う「言葉」を変えると組織風土も変わる
福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督が、選手への禁止事項として決めた中にあった「禁止語ルール」が話題になったことがありました。 行き過ぎた茶髪やひげなどの身なりや、試合中のガムやツバ吐きなどの不快に見える行動と合わせて、「できません」や「わかりません」といったネガティブな言葉も禁止だといいます。 ちなみにファンの間で、特に「わかりません」の禁止が妥当なのかどうか、それに納得できなかった...(続きを読む)
「優秀なマネージャー」は「優秀な部下」を囲い込まない
2月になると、そろそろ次年度に向けた計画や社内の組織体制づくりが本格化し、個々の社員の異動や配置転換なども決まり始める頃だと思います。 人事異動の進め方というのは、会社によって様々です。 社長の鶴の一声のところも、人事部が中心で調整するところも、当事者の部門責任者同士で折衝するところも、またそれらを使い分けるようなところも、本当にいろいろです。 ただ、異動の際は、本人への伝達よ...(続きを読む)
「戻りたい」と思わせる組織がやっていたこと
2014年のことですが、当時メジャーリーグのニューヨークヤンキースに在籍していた黒田博樹投手が、年20億円とも言われるオファーを蹴って、その5分の1程度と言われる条件で古巣の広島カープに復帰しました。 まだメジャーでやれる余力を十分に残していたにもかかわらず、さらに条件が下がることまで受け入れた決断に、当時はいろいろなメディアで「男気がある」などと賞賛されていました。 黒田投手の行...(続きを読む)
若者の3割が「できれば働きたくない」と思うのはおかしなことか?
数年前の調査ですが、週3日以上働いている18~29歳の若い男女3000人を対象に行った、若者の現在の働き方、働く目的、働くことに対する意識調査で、働くことへの意識については、「働くのは当たり前」という回答が約4割だったのに対して、「できれば働きたくない」との回答も3割に達したとのことでした。 働く目的については、約7割の人が「安定した収入のため」と答えていて、仕事は生活のためと割り切る傾向が...(続きを読む)
「脳科学から見た様々な差」の話から
以前読んだ新聞に、脳科学者の中野信子さんのインタビュー記事がありました。 興味深い研究結果が多数語られていて、例えば男女の差について、「脳の左耳上あたりに『上側頭溝』というコミュニケーション能力をつかさどる器官があり、男女で比べると女性が大きく、話をしたり、空気を読んだりという気質は、女性の方が高いと言える」とのことです。 インタビューしている記者が「自分のまわりの男性には、空気を...(続きを読む)
「白黒はっきりつけること」の良し悪し
消費税の軽減税率が導入されましたが、特に外食とテイクアウトの線引きに関する運用が、かなりあいまいになっているようです。テイクアウトは軽減税率の適用で8%、外食は適用外で10%ですが、フードコートやコンビニのイートイン、持ち帰りができる飲食店などで、なかなか線引きが難しくなっています。 軽減税率のそもそもの目的は、「食品などの必需品の税率を下げて税の逆進性を緩和する」ということで、他の国...(続きを読む)
中高年の「転職が難しい」は、本当に年令のせいなのか
最近多くの会社で、早期退職や希望退職などの形で、中高年社員に社外に出てもらおうという動きが見られます。 それに応募して会社を辞めた人たちの中には、もちろんうまく再就職先を見つける人もいますが、なかなか次の会社が見つからず、とても苦労している人も大勢います。 40代、50代の転職が増えてきているとはいっても、実際の採用現場を見ていると、やはり40代後半を超えてくると、再就職のハードルが高く...(続きを読む)
「緊張しすぎ」は自分自身が作り出す
私自身は仕事柄もあり、知らない人と会ったり、人前で話したりという機会がそれなりにあります。 もともとあまり緊張するタイプではなく、さらに「本番」で適度な緊張があるくらいの方が、自分自身のスイッチが入って結果も良いことが多かったです。どちらかといえば「本番に強い」というタイプで、周りの人からもそんなことを言われていました。 ただ、そうは言っても、やはり緊張する場面は経験があります。そ...(続きを読む)
あって当たり前の制度でも「ダメなら変えればいい」という話
少し前になりますが、グループウェアで国内トップシェアのサイボウズ、青野慶久社長の講演であった話から思ったことです。 ユニークな社内制度を数々取り入れている同社では、副業、出戻り、育児支援、その他多様なワークスタイルを認めていますが、その中で、「給与テーブルを廃止した」という話がありました。 給与テーブルがあることによって、内向きの視点で社員同士の他者比較が始まることを好ましくないと...(続きを読む)
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