上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「保険以外の備えとのバランス」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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上津原 章

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死亡保障は定期保険か終身保険か?

マネー 生命保険・医療保険 2009/04/16 22:25

生命保険の見直しを考えていますが、以下のような見直しは無謀でしょうか?または、どのように保険をくむべきでしょうか?

私(男):会社員36歳
妻:専業主婦28歳、9月に第1子出産予定
住宅:持ち家(マンション)、ローン残債約2,600万(残33年、団信加入)
2年後に第2子を予定

■今の保険
◇私
(1)医療保険:入院日額1万、三大疾病時に一時金100万、60歳払込み終身、 →毎月1万円
(2)死亡保障:10年定期、2000万 →毎月7,000円
(3)個人年金:65歳払込み、その後10年間60万/年 →毎月13,000強
(4)60歳払込&満期で、満期を迎えれば800万の終身になる保険 →毎月12,000円弱
◇妻
(5)医療保険1:入院日額5,000円、60歳払込み終身 →月2800円の支払い&ガン保険:月1,200円

(1)〜(4)が月約42,000円もしますが、(3)(4)は老後への積立てとして割り切っています。

で、(2)の死亡保障をどうするかを代理店と相談しています。
・掛け捨てはもったいないが、出費にも限度あり
・10年定期保険では、今後の保険料は耐え難い
・子供の年齢を考えると、60歳まで保障は必要
ということで、
(A)終身保険1,000万:解約返戻金は老後の生活資金に →60歳払込、毎月22,000円程度
(B)逓増型収入保障:毎月6万円60歳まで →60歳払込、毎月2,500円強
という案が出ています。

現状月42,000円から、約18,000円も毎月の支払いが増える保険を組んで良いのかが気になっています。

収入はおおよそ、手取りで:月40万前後(残業しだい)、賞与年160万/年、貯金が保険以外で5〜6万/月、賞与で20〜25万です。先日の住宅ローンの繰上げ返済で、毎月の返済を10万に落とせるため、差額を見直し後の支払いに充てる計画です。ただ、現状の月々の収支に余り余裕はありません。

ライフプランやキャッシュフローにもよるのはわかっていますが、いかがでしょうか?

補足

2009/04/16 22:25

ごちゃごちゃしてて、わかりにくくなってしまいまいたが・・・

(4)は60歳満期で800万の終身になる(それまでは支払額相当が保障される)ので、60歳を過ぎての終身保険として(4)を想定しています。そこそこ利率の良い保険です。また、老後の積み立てというのは誤記です、すみません。

(4)の60歳満期までは死亡保障が弱いので、60歳までは(A)(B)でカバー。無事60歳を迎えられれば、(4)が満期になりますのこれが死亡保障となり、(A)は解約返戻金を老後資金に充てるという構想です。

数は多いですが、
医療保険:(1)
死亡保障:60歳まで(A)、(B)、60歳以降(4)
将来への貯蓄:(3)、60歳を超えたときの(A)
という整理です。
個人的には、この3項目のバランスが大事だと思っています。

将来への貯蓄は貯金や運用でというご意見も理解していますが、死亡保障をすべて掛け捨てというのが、もったいないというのが頭から離れないのが現状です。

考え方を変えてみると、どれくらいの支払額なら掛け捨てでも割り切れるかということも言えると思いますが、目安とかあるでしょうか?

oji123さん ( 東京都 / 男性 / 36歳 )

上津原 章 専門家

上津原 章
ファイナンシャルプランナー

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保険以外の備えとのバランス

2009/04/17 09:58
( 4 .0)

oji123さんへ
おはようございます。ファイナンシャルプランナーの上津原です。

保険の形、いろいろなものがあって悩みますね。

ここでは、保険別というより、課題別に整理します。

一つは老後資金のこと。
終身保険によるお金の確保も一つの方法だと思われます。oji123さんがおっしゃるとおり、保障がいらなくなった時は老後資金に充てることができるからです。
住宅資金の繰上返済も資産運用のひとつといえます。住宅ローンが完済できていれば家計にゆとりができますので、老後資金を準備したのと同じようになると思われます。
個人年金保険も老後資金の準備になります。但し、加入時期によっては住宅ローンの借入金利を下回ってしまうこともあるようです。

二つ目は死亡保障のこと。
今oji123さんに何かあったとき、遺族年金や退職金制度である程度生活費をカバーできるのでしょう。奥様が働かれるのも生活費の確保になります。それと、住宅ローンに団体信用保険がついているのであれば住宅ローンのお金は考えなくて良いのではないでしょうか。
長期的に老後資金の準備ができてくるのであれば、高額の保障が必要であっても(B)案のような掛け捨てでよいでしょう。

三つ目は今のお金のこと。
子どもさんの教育費のことを考えれば、ある程度のゆとりは取っておきたいところです。それと、保険ではカバーできないとっさのこと、ご家族との思い出作り、近い将来かなえたい夢や願いなどのためのお金も大切なように思われます。

保険を掛け捨てにするかどうかは、保険以外のことも考えて判断されるとより的確な答えが出せるように思われますかがでしょうか。

評価・お礼

oji123 さん

住宅ローンの団信については、死亡保障の保険金額に考慮しています。代理店が他の情報を含めて必要額を試算してくれました。

教育費を確保するという点でも、保険にかかる費用を抑えるのは重要であることを考慮したいと思います。ゆとりを残しておけば繰上げ返済にもまわせますしね。

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