上津原 章
ウエツハラ アキラ長期分散投資の考え方について
マネー お金と資産の運用 2009/03/30 18:15こんにちは。いつも勉強させていただいています。
主人40歳 妻40歳(パート)子ども(12歳・9歳)の家族です。
老後資金のつもりで、6種類のインデックスファンドの投資信託で積立をしています。(昨年10月から開始)
主人が、日本株式 4万
外国株式 2万
外国債券 4万
私が、日本株式 3万
外国株式 2万
外国債券 3万 です。
我が家のポートフォリオは、まだまだ定期預金の割合が多いので、少しずつ様子を見て投資にまわしていきたいと考えているのですが、
投資する額を増やす場合、今の投資信託(インデックスファンド)の額を増やしたほうがいいのか、それとも、新しくバランスファンドや新興国のファンドを加えたほうがいいのかで迷っています。(中国の投資信託は1つ持っています)
あまりファンドを増やしても管理が大変な気がしますし、先生方のお考えをお聞かせいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
あき99さん ( 群馬県 / 女性 / 41歳 )
リスクとの付き合い方がポイント。
あき99さんへ
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの上津原と申します。
世の中が大変な時期に長期投資を始められたのはすばらしいことだと思います。
投資信託の積み立て割合だけで判断すると、
株式が61%、外国債券が39%。全体のうち為替リスクのあるものが61%となっております。
何歳までに、いくらくらい積み立てをしたいとお考えでしょうか。
想定している運用利回りはどのくらいでしょうか。
気になるところは、積み立てとはいえ、どこまでリスクを背負うべきなのかどうなのかということだと思われます。背負うべきリスクは、運用の目的によって変わってきます。
運用の目的ですが、子どもさんの学資でしょうか。それとも、老後の生活費しょうか。それとも、他の目的があるのでしょうか。
定期預金の割合が多いことをお気にかけておられるようですね。別の見方から考えれば、定期預金の割合が多いから積み立てによる長期的かつ積極的な運用ができるともいえます。定期預金によって子どもさんの学資について不安がない状態を大切にされているのであれば、今のままでもよいのかもしれません。
バランスファンドをふやすことについてですが、すでにあき99さんのご家族の運用がバランス型ファンドのようなもののように見えます。今の株式と債券とのバランスも、熟慮された上で決められたと拝見します。現状の運用で何か物足りないと思われることや不安なことが出てきた時に、中国株ファンドの追加も含め、見直しをされてはいかがでしょうか。