上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「経営危機の会社の株式がどうなったかの例」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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上津原 章

ウエツハラ アキラ
( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
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会社再生の方法と所有株の価値

マネー 投資相談 2009/03/15 19:03

最近、GMの再生方法がよくニュースになっています。「公的資金をつぎ込む」とか「いったん企業を破綻させてから再生する」とか言ったような議論です。株式の素人として、これらのニュースに接して自然にわき上がる疑問は、仮に個人がこうした企業の株を所有している場合、それぞれの企業再生方法によって、その株の運命はどう異なるのか、といったことです。法的側面(どのような条件が整うと紙切れになるなど)や、事例的側面(過去のどのケースでどうなった)、などからご教示いただけないでしょうか?

千さん ( 神奈川県 / 女性 / 44歳 )

上津原 章 専門家

上津原 章
ファイナンシャルプランナー

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経営危機の会社の株式がどうなったかの例

2009/03/16 10:09

千さんへ
おはようございます。ファイナンシャルプランナーの上津原です。

経営危機にある会社について、あくまでも一般論でありますがお話します。

公的資金を投入した例としては、りそなホールディングスの例があります。この場合は上場が維持されましたので、株主は引き続き株主になることができ、株券の価値がなくならずに済みました。但し、公的資金が投入されるということは、経営の安定化につながると同時に、株式の発行数が増えることにもなりますので、業績が回復し利益が増えないと、利益を出した時の分け前が減ることになります。

民事再生としては、昨年ですとアーバンコーポレイションを例に挙げることができます。実際に投資された方の報告書を拝見したことがありますが、株価は1円になり、ほぼ無価値となりました。

どのようになったら破たんする、公的資金が投入されるというのは、社会的影響や経営者の責任度合い、本来持っている収益性といったことを判断して決められます。

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