上津原 章
ウエツハラ アキラ上手にポートフォリオを作ることができません。
マネー お金と資産の運用 2009/02/23 22:0233歳会社員です。
子供の学資資金と、夫婦の老後資金として、安全資産や損失許容度の異なる2つのポートフォリオを作り、フローとして、毎月1〜3万円をポートフォリオに注入していきたいと考えています。
ただ、運用成果は、アセットロケーションでほとんど決まってしまうとの話を聞くと、考え込んでしまって、具体的な組み合わせが全く出来ずに悩んでいます。
安全資産を40%程度とし、残りを国内外の株式と外債に分配することになると思うのですが、国内株式はやめた方が良いのか? エマージング株式の比率は? リートやコモディティはどうするのか? インデックス運用をしたいが、ETFの方が良いのか? では、実際の金融商品は・・・??
などと考えていると、どんどん深みにはまってしまい、全然運用を開始できません。
どのような組み合わせにすべきか、アドバイス頂けないでしょうか? どうか、よろしくお願いいたします。
(家族構成)
同い年の妻と1歳半の子供一人、年収は夫400万円、妻300万円の共働き。第二子も欲しいと考えている。
(方針)
学資資金はなるべく安全資産を多くし、老後資金はなるべくリスクを取りたい。
運用期間:学資15年、老後30年
期待利回り:学資が3〜4%、老後が6〜5%を狙いたい。
(現在の状況)
保有資産はすべて円預金。
ポートフォリオ作るための余裕資金ストックは、学資・老後ともに100万円ずつ。
現在、月々、夫1.5万、妻1万で個人年金に加入。
NAKOさん ( 長野県 / 男性 / 34歳 )
運用目標が達成した時のあなたの姿は?
なかみけさんへ
こんにちは。
アセットアロケーションを考えるのは、楽しい作業であると同時に苦悩の連続です。どんなファンドを選ぶか、配分はどのくらいにするか(一括投資分と積み立て分)などなど。
期待利回りの話がありましたが、
老後資金でいくら欲しいのでしょうか。
学費としていくら確保したいのでしょうか。
運用利回り6%とすると、アロケーションの組み方によっては100%リスク資産になります。すでに個人年金がありますが、そのお金をどのように活かすかも気になります。
目標に到達できるのであれば、リスクは小さいに越したことはありません。ただ、どんなに分散投資をしても避けられないリスクがあります。それを避ける方法は、運用技術ではなく、ライフプランそのものにあるように思います。
老後資金一つとっても、何歳まで働くのか、どのような生活をするのかによって、必要な金額は大きく異なってきます。リスクはとってもかまわないのですが、長期運用である以上、ストレスのない運用も大事です。
迷う場合は、アロケーションを老後資金一本にして、アロケーションの中で大きくふえた部分を換金すること(リバランス)によって教育費を随時確保するというのも一つの方法だと思います。この場合、運用利回りは低めに設定するか、安全資産をふやします。