上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「保険の形より先に将来設計を考える。」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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上津原 章

ウエツハラ アキラ
( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
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20代夫婦(家族)の保険の見直しを考えています。

マネー 保険設計・保険見直し 2009/01/08 11:22

家族構成は夫・自営業(20代)妻・会社員(20代)子供2人(1歳・2歳)です。
既存の保険は夫が死亡保障(年齢と共にだんだん減る)4000万と医療保障のついた保険で月額15000円程(更新時にアップ)
妻が死亡保障(年齢と共にだんだん減る)3000万と医療保障ついて月額10000円程です。
そして夫の医療部分を終身&厚くしたいと思い、別の保険会社の営業にみてもらうと、死亡保障は8000万〜9000万必要だと言われました。
妻の保険は死亡保障が多いと思ったので今の保険は解約して(予定)変額終身で200万と月5万の死亡保障が65歳まで支払われる保険に契約しました。医療保障(入院・がんなど)は別で他の契約をするつもりです。

そこで夫の保険をどうしたら良いか?妻の保険はこのような形で進めてよいのか教えてください。

補足

2009/01/08 11:22

補足です。
住宅は持ち家で団体信用保険は入っています。
必要補償額は細かくデータを入れて、シミレーションしてもらっていて子供の進学を辞めたり、家計を節約したりいろいろ削ってもどうしても3000万ほど足りなくなると言われます。
総合的にコンサルタントしてくれているので、足りない部分をどうするか明確にしないと納得してくれないみたいです。(のちのち考えるとかは止めてくださいねと言われました。)
これほど保障額が必要なのか?保険で全てまかなうつもりはないにせよ、もしもの時は必ず足りなくなってしまうけど、万が一のために全てをまかなう程の保障額は必要ないのか?考えてもなかなか難しくて、悩んでしまいます。

ブリーさん ( 東京都 / 女性 / 29歳 )

上津原 章 専門家

上津原 章
ファイナンシャルプランナー

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保険の形より先に将来設計を考える。

2009/01/09 10:19
( 5 .0)

ブリーさんへ
おはようございます。ファイナンシャルプランナーの上津原です。

必要保障額が8000万円〜9000万円といわれると、金額の大きさだけでびっくりしてしまいそうです。

でも、冷静になって、
まずはシミュレーションの前提条件を今一度確認してみてください。
ご主人の収入はいくらでしょうか。
家計の支出はいくらでしょうか。
子どもさんの進路のためのお金はいくらでしょうか。

次に、前提条件が変わるとどうなるかを考えてみてください。
ご主人の事業が個人事業から法人化したら、厚生年金に加入することになります。遺族年金の額も変わってきますので、必要保障額も変わります。
生活水準が変われば、遺族のために必要な生活費が変わります。
それに、資産運用の利回りによって、10年後、20年後の金融資産の残高が変わります。

前提条件が違ってくれば、必要保障額も数千万単位で違ってきます。

前提条件やシミュレーションの考え方が納得できる状態で、必要保障額が8000万円になることもないとはいえません。例えば、個人事業者が、事業のための借入金などの債務を清算する必要がある場合です。

ライフプランや保険の形を決めるのは、ブリーさんのような方の場合、私が申すことですが、もっと時間が欲しいところです。本当にやりたいライフイベント(夢や願い)は何か。子どもさんの教育方針や、ご主人の仕事や収入についての考え方(事業計画)を決めることも大事です。キャッシュフローの状況では、ライフイベントを先送りをすることはやむなしということもありますが、あきらめることだけは極力避けます。

保険の形で悩む気持ちも分かります。
ただ、10年後、20年後、ご家族がどのようになりたいのかから先に決めると、ライフプランシミュレーションや保険の形がよりしっくり来るものになると思います。

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