上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- コラム「守りの株式投資とは? 「ダウの犬戦略」」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
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守りの株式投資とは? 「ダウの犬戦略」

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資産運用の考え方 2018-05-31 12:07

人生百年時代といわれ、資産運用の重要性が強く叫ばれています。

安全確実なものではあまりお金が増えません。かといって、株式投資のようなハイリスクなものは、大概の方がしり込みされます。 実は、株式投資にも守りの運用戦略があります。

その中でも今回は、高配当株式に投資する「ダウの犬戦略」についてお話しいたします。 ダウとはニューヨーク証券取引所上場の主力30社です。例えば、IBM、コカ・コーラ、ウォルト・ディズニー、といった会社(以下:銘柄 ※銘柄名は略称。)が含まれています。犬とは「負け犬」の事です。他の銘柄の株価よりも上がっていない、または下がっていることを表します。 

「ダウの犬戦略」の手順は以下の通りです。

① 主力30社の中から配当利回り上位10銘柄を抜き出します。

② 上位10銘柄に、同じ金額を均等に投資していきます。

③ 1年後、①の手順を行います。

④ 上位10銘柄から外れた銘柄を売り、新しく入った銘柄に投資します。

⑤ 上記①~④の手順を毎年繰り返します。 

この戦略が成り立つのは、主力30社は世界的に見ても優良企業で占められており、業績が悪くなっていても遅かれ早かれ回復するからです。主力30社には入れ替わりがあり、業績面で見劣りがする会社は外れていきます。

日本株式でも同じようなことが可能です。

例えば東証一部上場企業の主力30銘柄でダウの犬戦略を実行してみます。ここでは、配当利回り上位5銘柄を見ていきます。(5月30日現在)

1位:日産自動車 

2位:JT 

3位:武田薬品工業 

4位:みずほフィナンシャルグループ 

5位:NTTドコモ 

の順となっております。仮にこれらの銘柄に同じ金額を均等に投資出来たら、配当利回りは年4.48%になります。

株式投資であることには変わりがないので、

リーマンショックや同時多発テロといった大きなハプニングでは急落します。また、企業の業績不振や不祥事で株価が下落するリスクはどうしても避けられません。それでも「ダウの犬戦略」に利点があるのは、たくさん配当が出せる会社は事業拡大ができる会社でもあり、長期的には右上がりの成長が見込まれるからです。 

株式投資にご興味のある方はいつでもご連絡ください。銘柄は教えられませんが、株式とのつきあい方はとことんお教えいたします。

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