上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
マイナス金利の導入 ~今がお金の借り時なのか?~
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今月29日に、日本銀行の黒田総裁はマイナス金利の導入を決断しました。
これからは、金融機関が日本銀行に新しくお金を預ける時は、利息を支払って預ける必要があります。
言い換えれば、金融機関に
「もっと、マイホーム資金や会社を経営するためのお金など、必要としている人にお金を貸しなさい。」
と言っていることと同じです。
金融機関は、貸せるお金があっても、確実に返済できる人にしかお金を貸しません。
例えば、長期固定の住宅ローンフラット35の最低利率は、返済期間が20年以下なら1.27%、35年間であっても1.54%です。金利が低いほど、金融機関の儲けが少なくなります。これから、さらにその傾向が強まるでしょう。
借りた人が返済しなければ、金融機関は大きな損失を出します。よって、金融機関がお金を貸すための審査は、これからますます難しくなるかもしれません。
お金を借りてもよい人は、
・現在の状況でも、十分に貯蓄ができている。
・古いモノから新しいモノに買い替えることで、コストダウンが見込める。
・長期的にみて、確実に利益が出る投資先がある。
といった方です。
お金が足りないからなんとなく借りようとする方は、お金を借りづらかったり、高い金利でお金を借りたりする状況に変わりがないため、今回のマイナス金利導入による金利の低下メリットは受けづらいのではないでしょうか。
お金を借りることは、
お金を貯めるために必要な時間を引き寄せていることと同じです。よって、その後の返済計画が肝心です。
ファイナンシャルプランナーと一緒に作成するライフプランも、夢や願いを早く引き寄せるための賢い方法の一つです。
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